メルセデスベンツの製造ライン、人間がロボットの仕事を奪還中
こちら新型Atlasロボの動画を見て、「あれ? オレの仕事がロボットにとられる日、けっこう近いんじゃね?」と思った人いたと思うんです。ロボットの、特に人型ロボットの発展はワクワクする一方でジワジワと不安も襲ってきますよね...
Bloombergのレポートによると、メルセデスベンツ製造ラインでは固定されたロボットがより小さくて屈曲性のあるロボット、もしくは人間による作業に置き換えられるということが起きているようです。新しいSクラスには4つの異なるホイールキャップ、さまざまなトリムとたくさんのオプションがついており、従来のロボットでは対応しきれなくなったためだとか。
微妙に違うオプションの組み合わせに対応して作業内容を調整し、工具を取り換えないといけないわけですが、それが現状のロボットだとなかなか上手くいかなかったようです。
とは言っても「今後は自動車製造で人間の作業がメインになっていく!」といった話ではなさそうです。すぐに複雑なオプション選択に対応できるマシーンも開発されることでしょう。
しかし「人間がロボットの仕事を奪ったぜ!」がニュースになる時代になったわけですね...
source: Bloomberg
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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