関西電力高浜原子力発電所4号機(福井県高浜町)で29日午後2時ごろ、発電と送電を始める作業中、発電機の故障を知らせる警報が鳴り、原子炉と発電機が自動停止した。関電によると、原子炉の冷却は維持されており、環境への影響はない。原子炉は核分裂反応を抑える制御棒が自動で挿入されて止まった。
高浜4号機は26日に再稼働したばかり。27日に核分裂が安定して続く「臨界」に達し、29日には電力供給を始めるための作業を進めていた。
4号機では20日、1次冷却水が漏れる不具合が起きた。関電は配管の弁のボルトを締め直すなどの対策を取り、当初の予定通り26日に原子炉を起動していた。