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愛知危なそうでも好評 守山区の自転車専用レーン
道路の両わきを彩る水色の帯。細くなって色が途中で消えたり矢印マークに変わったり。帯上を走る自転車を、バスやトラックがすれすれで追い越していく。危なそうに見えるが、法律上はこれが正しい走行方法だ。 二〇一四年二月につくられた県道名古屋多治見線(瀬戸街道)の自転車専用レーン。一方通行の一メートル幅で、名古屋市守山区市場から小幡宮前交差点の約一・八キロをつなぐ。整備は本年度も行われ、三月中にも名鉄小幡駅前まで五百メートル延伸し二・三キロになる。 瀬戸街道は道幅が狭く一帯の車道幅員は九メートルほど。朝のラッシュ時には多くの自転車が歩道を通り、歩行者の安全確保が課題だった。レーン整備後は、歩行者と自転車、車のすみ分けが明確になり、地元住民からも好評という。 ただ、昔の感覚を引きずってか、歩道を走る自転車もちらほら。NPO法人市民・自転車フォーラム(名古屋市東区)副理事長の後藤康之さん(58)は「道幅が狭い日本で自転車専用レーンを整備するのはなかなか難しいが、安全のためには必要」と話す。 (写真・野村和宏、文・市川泰之) PR情報
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