最近では、「音楽を聴きながら運動をすることで、心疾患のリスクを減少させる可能性がある」ということが、東北大学の研究で明らかになりました。
音楽を聴きながら運動すると、自律神経に良い効果!
東北大学大学の上月正博 教授らのグループは、若年健常者を対象に気分を落ち着かせる音楽を聴きながら、自転車こぎ運動をさせる実験を行いました。
結果、運動後の副交感神経の低下を抑える効果があることがわかりました。
運動すると、短期的に交感神経や副交感神経の活動が変化がみられますが、この反応はしばらくすると回復します。
ただし、副交感神経活動の回復反応の遅れは、運動後の致死性の不整脈の発生や心臓突然死のリスクを高めるので、運動後の副交感神経活動の回復を高めることは重要な課題となっています。
今後、運動療法に音楽療法を組み合わせることで、様々な疾病に対する新しいリハビリテーションプログラムの確立につながることが期待されます。
音楽がもたらす効果は、他にも!
好きな曲を聴くとテンションが高くなるのは、みなさん同じなのではないでしょうか。他に音楽は、私達にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。
◯ ストレスを減少させる
◯ リラックスできる音楽を聴くと睡眠の質を良くする
◯ アップテンポの音楽は運動能力をアップさせてくれる
◯ 人によって曲の種類は違いますが、集中力をアップさせる
◯ 自分が楽しいと感じる曲を聴くと、血管が拡張し血流が良くなる
◯ 手術前に好きな曲をかけると不安が和らぐという研究結果も!
音楽の種類により効果は様々ですが、音楽にこんなにも影響される事に驚きですね。中には食事の満足度が変わってしまうと感じる人もいるようです。
みなさんも、自分に効果のありそうな曲を探してみてはいかがでしょうか。
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