脳や臓器、全てに巡っている血管は健康を維持するためには大切なもの。脳卒中や、心筋梗塞といった突発的な病気にならないためにも、血管の老化を予防しましょう。
血管の老化原因とは?
血管の老化とは動脈硬化のことで、血管が硬く、厚く、狭くなることです。
血管がしなやかな状態であれば、栄養や酸素の運搬も老廃物の排出もスムーズになります。
また、しなやかな状態であれば心臓から楽に血液を送り出せるようになり、心臓の負担が軽くなります。
血管の老化は、加齢や生活習慣により血管そのものが老化して硬くなる以外に、血管自体は若くとも、高血圧や喫煙、ストレスが原因となり、血管が一時的に硬くなっていることがあります。
「気づかない」から、怖い…
動脈硬化は脳梗塞、心筋梗塞など突然死のきっかけにもなる怖いものですが、一番怖いところは、「気づきにくい」ということ。
ほとんどの場合、自覚症状がなく、気がついた時には重症化してることもあります。多くの人の場合、複数の要因が重なり、動脈硬化を起こしているようです。
では、「老化して硬くなった血管」に、しなやかさを取り戻すためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。
しなやかな、血管をつくるには
日常の生活習慣、食事や運動などに気をつけるだけでも、予防・改善に役立ち、ある程度しなやかな血管に戻すことができます。
食生活では、太ると血圧が上がり「脂質異常症」を招くため、食べすぎない、コレステロールの摂り過ぎに注意する、アルコールは控えめにする、砂糖やくだものの果糖を摂り過ぎない、水分を摂るようにしましょう。
ポリフェノールの抗酸化作用は、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
中でも、「リンゴポリフェノール」や「カカオポリフェノール」は、高血圧予防効果が高いと言われています。
リンゴポリフェノールは高血圧を引き起こす酵素の働きを阻害してくれ、カカオポリフェノールは血管を広げて血圧を下げてくれます。抗酸化作用のあるものを摂取するようにしましょう。
我慢しすぎる性格の人やせっかちな人は、ストレスが溜まりやすく血管が収縮しやすくなってしまいます。
気持ちに余裕を持ち、リラックスすることで 副交感神経を優位にさせると、血管の拡張に繋がります。
運動の中でもウォーキングやジョギングなど、太ももの筋肉を使う有酸素運動が良いようです。
太ももの筋肉を活発に動かすと 善玉コレステロールが増え、動脈硬化に良くない悪玉コレステロールが減少することがわかっています。
一定の距離を歩くとふくらはぎの部分が痛くなり、立ち止まってしばらく休むと足の痛みが消えるという症状があれば、「動脈硬化の疑いがある」と言われています。
動脈硬化からなる疾患は、発見が遅ければ後遺症が残る場合も多いので、ある程度の年齢になれば予防のため、定期的に病院で血管年齢の検査を受けた方が良さそうですね。
血管若返りの秘訣(3:00)
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