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たけしが授賞、ピース又吉「今後もコンビでがんばっていきたい」

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「第25回 東京スポーツ映画大賞」および「第16回 ビートたけしのエンターテインメント賞」授賞式後のフォトセッションの様子。

「第25回 東京スポーツ映画大賞」および「第16回 ビートたけしのエンターテインメント賞」授賞式後のフォトセッションの様子。

昨日2月28日、ビートたけしが審査員長を務める「第25回 東京スポーツ映画大賞」および「第16回 ビートたけしのエンターテインメント賞」の授賞式が東京・東京プリンスホテルにて行われた。

審査対象となる1年に話題となった著名人へ贈られる「第16回 ビートたけしのエンターテインメント賞」。今回の芸人勢では、日本芸能大賞にコロッケ、日本芸能賞にトレンディエンジェル、コロコロチキチキペッパーズ、馬鹿よ貴方は、特別賞にピース又吉、ウーパールーパー賞に8.6秒バズーカー、激励賞に元キングオブコメディの今野浩喜が選出されている。

たけしは芸人で初めて芥川賞を受賞した又吉について「うれしいのはお笑いって頭がバカなわけじゃねんだぞって、いろんなことを考えてネタを作ってるって認められたこと。本離れが進んでいるが、もう1回文章というものにみんなが戻ってくるような時代を又吉が作ってくれたのは大貢献」とコメント。又吉はたけしの言葉を受け「このタイミングに(賞を)いただけたということで、自由に好きなことをやっていいと言っていただけたような心強さがある。今後もコンビでがんばっていきたい」と感想を述べた。

「M-1グランプリ2015」での活躍が記憶に新しい馬鹿よ貴方は。たけしから「今主流のテンポの速い漫才を完全に壊しにかかっているからすごい。短い時間しかもらっていないはずなのに長く感じさせるいい間をしている」との評価を受け、新道は「お客さんに嫌悪感を持たれたり、関係者に強くダメ出しされたりとかもあったので、負けずに続けててよかった」、平井は「オフィス北野に所属している以上はたけしさんに認めていただかないと意味がないと思うので、こういう賞をいただけて光栄」と心境を語る。

最後にステージ上に今野を迎えたたけしは、キングオブコメディのコントではサラリーマンの出張のネタが好きだったことや、以前番組で今野が落語に挑戦したことを振り返り、「いい腕を持っているので、芸能界、特にお笑いの分野でがんばるべき」と激励。今野自身は「あいつは誰なんだ、なぜここにいるんだ、と思っている方もいると思いますが、知らないままでお願いします。簡単に言うと……同じグループ内に泥棒がいたんです」とシンプルに説明し、会場からは笑い声が漏れる。「『捕まった』というと僕のほうだと思う人が多いんですが、今日はこれだけを言いにきました。僕じゃありません!」という宣言で挨拶を締め、「『激励賞』をくださったたけしさんが責任を取って、しっかりと僕を映画で使って売っていってほしい」とアピールした。

また日本芸能賞を受賞したトレンディエンジェルとコロコロチキチキペッパーズが仕事の都合で式に参加できなかったことから、昨年同賞を受賞したテンダラーが登場しネタを披露した。このほか「第16回 ビートたけしのエンターテインメント賞」では特別話題賞にSMAP、話題賞に上西小百合議員と秘書、野々村竜太郎元兵庫県議、特別賞に五郎丸歩、新人賞に篠原信一が選ばれている。

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