昨年11月15日に引退した“ミスタープロレス”天龍源一郎(66)が28日、都内の書店でDVD「天龍源一郎 引退―2015.11.15両国国技館 革命終焉―」「天龍源一郎 引退~Revolution FINAL TOUR~革命継承」(ともにバップ)の発売を記念しトークショーを行った。
前者は昨年、両国国技館で行われた天龍の引退興行全11試合、後者は2月21日の大阪プロレスから始まった引退ツアーでの22試合が収録されている。
おなじみの入場曲「サンダーストーム」が流れる中、会場に登場した天龍はDVDについて「見たけど、たいがい何を言っているか分からなかったね」と滑舌の悪さを自嘲し、会場を笑いに包んだ。
オカダ・カズチカ(新日本プロレス)との引退試合は「負けた試合だし、終わったこと。見ると、あれもやればよかったと思ってしまう」こともあり、いまだに見ていない。ただ、オカダに対しては思うところがあるようで「今度、酒飲んでつぶしてやるよ。頭振ってやる」と“天龍カクテル”でのリベンジを誓った。
引退ツアー22試合の中で一番思い出深かったと振り返ったのが、5月30日の大阪府立体育会館でドリー・ファンクJr.、NOSAWA論外と組んで諏訪魔、青木篤志、佐藤光留組と対戦した一戦だ。当初はテリー・ファンクとタッグを組む予定だったが、肺炎のためドクターストップがかかり、急きょ兄のドリーが参戦した。
ドリーは大相撲からプロレスに転向した1976年、直接指導を受けた師匠で「試合後にドリーから『グッドレスラー』と言われてうれしかった。40年たって初めてドリーにほめられた」とのエピソードを顔をほころばせながら明かした。
3月6日には、大阪市内のタワーレコード梅田NU茶屋町店で同様のトークショーが行われる。
【関連記事】