元木昌彦の深読み週刊誌

桂文枝「ウソばっかりの釈明会見」で墓穴!怒った紫艶「愛人・誓約書」暴露

2016/2/26 16:45
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   『フライデー』が「桂文枝の愛人の告白」第2弾をやっている。東京ではさほど関心を持たれていないが、関西では文枝が桂米朝に続いて「人間国宝」という噂もあるからだろう、大きな騒ぎになっているようだ。

   桂文枝は記者会見で、報道陣に「彼女とは2年前に東京の落語会に来ていただいたときにお会いしたのが最後。それ以前も10年から12年ほど会ってない」「娘のような感じで応援していた」と不倫関係はない、潔白だと主張した。それに乗ってスポーツ紙やワイドショーは連日、紫艶をこう責めた。「とっくに別れていたのに、カネに困って昔の話を売ったのでは?」「師匠に捨てられそうになって、精神的に追い詰められて暴露したのでは?」「売名?」

   だが、文枝の釈明は逆効果だったようだ。彼女はフライデーに「誤解を解くため、真実をお話しいたします。そして私は芸能界を引退します」と、決意を固めて反撃に出たのである。ここには河村静也という文枝の本名で、こう書かれた「誓約書」が載っている。「中江様(紫艶の本名=筆者注)以外 他の女性とお付き合い致しません 遊びもなし 電話もなし」。ホテルニューオータニの便箋を使っている。

   そのうえ、2人が先日の2月16日の午前中まで、ラブラブでLINEのやりとりをしていたと、そのまま掲載されているのだ。フライデーならずとも「芸能リポーターはいったい何を取材しているのか」といいたくなる。彼女の足首には「34(さんし)」というタトゥーがあるそうだ。彼女はこう結んでいる。「師匠と出会えたことが、私の人生の宝物」

   71年から続く番組「新婚さんいらっしゃい!」を「不倫さんいらっしゃい!」に変えたらどうか。それにしても72というのに「死ぬまでSEX」を実践しているようで、達者なことですな。

育休夫で早期復帰の膳場貴子、親になりたくない山口智子・・・さまざまに人生の選択

   話はガラッと変わって、ここからは女性と育児について考えてみたい。まずは報道番組「NEWS23」(TBS系)でメインキャスターを務める膳場貴子アナウンサー(40)の育児の話。『週刊文春』によれば、彼女は高齢出産にもかかわらず、11月末に出産してわずか2か月で復帰したが、それを可能にしたのは、広告代理店に勤務する膳場の夫が1年間の育児休暇をとったことだったという。

   <「夫は子供好きだったこともあり、育児休暇には最初から前向きではありました。私が出産しても、仕事を続けられる環境を整えようとしてくれてもいたんだと思います。とはいえ話し合いの過程では夫のキャリアにブランクができることの申し訳なさや、夫のその後の仕事への影響が心配になり、私も揺れました」(膳場氏)>

   彼女のキャスター復帰に合わせて、すでに2月初旬から夫は休みに入っているという。彼の会社では、先輩や同僚、後輩の多くが育児休暇を応援してくれているというから、恵まれたケースだろう。宮崎謙介議員のように浮気なんかしないようにね。

   ところで、2月発売のファッション誌『FRAU』(講談社)のロング・インタビューで、女優の山口智子(51)が語った言葉が大きな話題になっているようだ。「私は特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない。私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと」

   週刊文春で女性誌記者がこう語る。<「彼女は栃木の老舗旅館の家に生まれましたが、両親が幼い頃に離婚。その後は旅館を切り盛りする父方の祖母が母親代わりとなりました。家業のため、夕食はいつも一人で食べていたそうです」>

   子どもを持った女と、子どもを持たない選択をした女。どちらがいいというわけではない。生き方の問題である。ここで少し角度は違うが、こうした問題は企業の中でも大きなトラブルになっていると『週刊現代』が特集を組んでいる。題して「『産まない女子』と『産んだ女子』が職場で大ゲンカ」

   週刊現代によれば、<イクメンの是非論以前に、「子供を産まない女子」と「子供を産んだ女子」による「女同士の対立」が繰り広げられているのだ。これは総合職、一般職、技術職にかかわらず、女性の活躍を推進する各企業にとって深刻な問題になっている>というのである。

   最近話題になったのに「資生堂ショック」というのがある。<資生堂は長く、「女性に優しい会社」として評価されてきた。実際、ビューティーコンサルタント(BC)と呼ばれる化粧品の販売員は、通算5年の休職を認められたり、育児中は午後5時までの時短勤務を長期間認められたりと、様々な子育ての支援を受けてきた。ところが14年、時短勤務をしているBCに対して、今後は会社と面談をしたうえで、遅番や土日のシフトにも積極的に入るように制度を変更したのである>(週刊現代)

   育児休暇や子育て支援制度を利用する社員が増えることで、残る社員たちにしわ寄せが来る事態は、一般に「逆マタハラ」といわれるそうだ。<本来ならこれは会社側が人の増員やノルマを減らすことなどで対処すべき問題だが、現実は企業にそこまでの余裕も体力もない。結果、「産まない女子」のやり場のない憤懣が、子宝を得て幸せオーラを全開させているように映る「産んだ女子」に向けられ、陰悪な雰囲気になっている職場は少なくないという>(週刊現代)

   その典型的な意見が小売りの企業で経理を担当する古田美咲さん(34歳・独身・仮名)の以下のようなものだろう。<「時短勤務の人が増えると、私が計算しなければいけない伝票の量が1・5倍に増えるんです。決算前の夕方、こっちが忙しく電卓を叩いている時に、子育て中の同僚が『お先に失礼します』とちゃっかり帰っていると、『なんで私が、結婚も出産もして家庭でも幸せを手に入れた人の尻拭いをしなくちゃいけないの? 私、あなたの召使いとか母親じゃないんだよ』と怒りが湧きあがってくる。

   私がデートしたくても帰れないけど、彼女の子育ては許される。両方、プライベートなのにおかしいです。これで私の婚期が遅れて子供が持てなかったら、あの人が責任取ってくれるんですか」>

   また、子どもを持っている女性側にもいい分がある。病院の事務員として働く深田めぐみさん(29歳・仮名)は現在、時短勤務を利用している。<「子育てをしていない女性には分からないと思いますが、こっちもすごく申し訳ない気持ちで働いているんです。子供が熱を出して迎えに行かなくちゃいけない時、女性の上司に嫌味を言われることもありましたが、何も言い返せませんでした。(中略)でも、今後の教育費を考えれば働かざるを得ないんです。老後破産とかよく聞くし、旦那の収入じゃ専業主婦ってわけにもいきません」>

   女子同士の対立が生まれるさらなる要因として、私たちの時代は育休や時短などなかったという「世代間のギャップ」という越えられない溝もある。育休や時短勤務のできる企業はまだまだ少ないのだろうが、増えていけばますます深刻な問題になっていくであろう。

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