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硫黄山 噴火警戒や立ち入り禁止の呼びかけ続く
2月29日 5時56分

硫黄山 噴火警戒や立ち入り禁止の呼びかけ続く
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28日に火口周辺警報が発表された、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の硫黄山について、気象庁は、引き続き小規模な噴火が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけています。地元の宮崎県えびの市は、硫黄山の立ち入り禁止を拡大したことについて、周辺でチラシを配るなどして周知を徹底することにしています。
霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺では、28日になって地下の浅いところを震源とする火山性地震が増加し、気象庁は小規模な噴火が発生する可能性があるとして火口周辺警報を発表しました。
気象庁によりますと、火山性地震は28日に53回確認されたほか、28日の現地調査では硫黄山の地面の温度の高い範囲が拡大する傾向が確認されたということです。
気象庁は、半径およそ1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石などに警戒するよう引き続き呼びかけるとともに、29日も現地調査を行い火山活動の状況を調べることにしています。
火口周辺警報の発表を受けて、地元の宮崎県えびの市は立ち入り禁止の範囲を硫黄山からおおむね半径1キロの範囲に拡大し、28日、登山道の入り口に規制を知らせる看板を設置しました。
また、硫黄山の周辺には霧島連山の最高峰の韓国岳があり、年間を通して多くの登山者が訪れることから、えびの市は周辺の宿泊施設や観光施設でチラシを配るなどして、硫黄山の規制区域に入らないよう周知を徹底することにしています。
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