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            うがい薬のデザイン巡り仮処分申し立ての応酬に2月26日 23時05分
    
    うがい薬のパッケージを巡って、食品大手の「明治」が外資系の製薬会社に対し、デザインが似ているとして、使用の差し止めを求めている問題で、今度は製薬会社側も明治に対しデザインの使用の差し止めを求める仮処分の申し立てを26日、裁判所に行いました。
うがい薬の「イソジン」は、食品大手の「明治」が販売を続けてきましたが、ことし4月からは、薬の成分を開発した外資系の製薬会社、「ムンディファーマ」がみずから販売する方針を決めました。このため、「明治」は、長年使ってきたカバのキャラクターを使用して商品名だけ変えて、うがい薬の販売を続けることにしましたが、「ムンディファーマ」が販売する新しい「イソジン」のパッケージのデザインが「明治」のものに似ているとして、デザインの使用の差し止めを求める仮処分の申し立てを、今月9日、裁判所に行っています。
これに対し今度はムンディファーマが、明治のうがい薬のデザインについて、「これまでイソジンとして販売してきたデザインと似ていて消費者の誤解を招く」などとしてデザインの使用の差し止めを求める仮処分の申し立てを26日、東京地方裁判所に行いました。
これについて明治は、「カバのキャラクターは商標登録していて、ムンディファーマの申し立てには理由がない」と反論しており、双方が互いにデザインの使用差し止めを裁判所に申し立てる異例の展開となっています。
    これに対し今度はムンディファーマが、明治のうがい薬のデザインについて、「これまでイソジンとして販売してきたデザインと似ていて消費者の誤解を招く」などとしてデザインの使用の差し止めを求める仮処分の申し立てを26日、東京地方裁判所に行いました。
これについて明治は、「カバのキャラクターは商標登録していて、ムンディファーマの申し立てには理由がない」と反論しており、双方が互いにデザインの使用差し止めを裁判所に申し立てる異例の展開となっています。