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IMF G20各国に新たな協調策求める
2月25日 5時56分

IMF G20各国に新たな協調策求める
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IMF=国際通貨基金は、今週末、G20、主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が中国で開かれるのを前に報告をまとめ、世界経済が回復軌道から外れるおそれが高まっているとして、G20各国に対して新たな協調策を打ち出すよう求めました。
G20の財務相・中央銀行総裁会議は、中国を議長国に26日から上海で開かれ、中国経済の減速や、年明け以降の急速な株安や原油安で不透明感が増す世界経済や市場の安定化を巡り議論を交わします。
G20の会議を前にIMFは24日、各国の政策課題に関する報告を公表し、世界経済は市場の不安定な動きに耐える力が弱っており、今の状況が長引けば回復軌道から外れるおそれが高まっていると警告しました。そのうえで、G20としての新たな協調策が必要になっていると指摘し、インフラ投資を通じてG20全体の経済規模を2%押し上げるという成長戦略の実行にとどまらず追加の財政出動などを通じ、需要を刺激するよう求めました。
さらに、原油安の打撃を受ける産油国や資金流出に見舞われる新興国などを対象にした緊急時の資金支援の新たな枠組みなどを検討し備えを強化するよう求めました。
IMFの報告は、今回のG20での議論のたたき台となり、2日間の会議で各国が結束し、どのような対応を示すことができるのか市場の注目が集まっています。

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