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サウジアラビア スマホが広げる 女性の可能性2月27日 9時23分
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イスラム教の厳格な解釈に基づく統治が行われている中東のサウジアラビアでは、さまざまな制約から女性の社会進出が遅れてきましたが、スマートフォンの普及で活動や交流の幅が広がり変化が生じています。
サウジアラビアの女性たちは、公の場で肌や髪を露出させないよう黒い衣装などで全身を覆い、車の運転も禁止されるなど行動の自由が大きく制限されています。しかし通信サービスの広がりで、スマートフォンを含む携帯電話の所有台数は平均で1人当たり2台近くになり、女性の利用者も増えています。
スマートフォンを手にした女性たちは、ブログやソーシャルメディアを通じてパソコン以上に気軽に多くの人と交流する機会を持つようになっています。写真投稿サイトに情報を発信し、人気を集めている女性は「ファッションショーを見たり、最新の海外ブランドをチェックしたり、スマートフォンなしの生活は誰も想像できません」と話していました。
スマートフォンが普及するなか、首都リヤドには女性客専用のスマートフォンの修理店がオープンしました。これまで修理店の店員は男性ばかりで、女性たちはスマートフォンに保存されている個人的な写真などを家族以外の男性に見られてはならないと、修理に出すのをためらってきました。それだけに、従業員6人がいずれも女性のこの店には修理の依頼が相次ぎ、1日に100件を超えることもあるということです。
オーナーのマリヤム・スバイさんは「若い女性が仕事に就くチャンスも作りたかった」と話していて、スマートフォンの普及はサウジアラビアの女性の新しい可能性を広げています。
スマートフォンを手にした女性たちは、ブログやソーシャルメディアを通じてパソコン以上に気軽に多くの人と交流する機会を持つようになっています。写真投稿サイトに情報を発信し、人気を集めている女性は「ファッションショーを見たり、最新の海外ブランドをチェックしたり、スマートフォンなしの生活は誰も想像できません」と話していました。
スマートフォンが普及するなか、首都リヤドには女性客専用のスマートフォンの修理店がオープンしました。これまで修理店の店員は男性ばかりで、女性たちはスマートフォンに保存されている個人的な写真などを家族以外の男性に見られてはならないと、修理に出すのをためらってきました。それだけに、従業員6人がいずれも女性のこの店には修理の依頼が相次ぎ、1日に100件を超えることもあるということです。
オーナーのマリヤム・スバイさんは「若い女性が仕事に就くチャンスも作りたかった」と話していて、スマートフォンの普及はサウジアラビアの女性の新しい可能性を広げています。