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イラン議会議員選 現政権支持派が議席増やすか注目
2月26日 21時41分

中東のイランで議会議員選挙の投票が始まり、欧米などとの交渉の末、経済制裁の解除を実現したロウハニ政権の支持派が議席を増やして政権の対話路線を後押しする結果となるのかが注目されています。
イランの議会選挙には290議席に対して4800人余りが立候補して、26日、国内各地で投票が始まり、首都テヘランでは朝から大勢の有権者が一票を投じました。
国政の実権を握る最高指導者のハメネイ師は、みずからも投票を済ませたあと「強欲な敵を失望させなければならない」などと述べて、欧米に対抗し国の独立を守るためなどとして、積極的な投票を呼びかけました。
経済制裁が解除されて以降、イランで国政選挙が行われるのは初めてです。
制裁解除を実現したロウハニ政権の支持派は、勢力の拡大に自信を示していますが、これに対し欧米を敵視する保守強硬派などは、選挙戦が始まったあとにも候補者を絞り込むなど多数派の地位を死守する構えです。
大勢は27日以降に判明する見通しで、ロウハニ政権の支持派が議席を増やし、政権の対話路線を後押しする結果となるのかが注目されます。
また、イランでは最高指導者を選ぶ権限を持つ「専門家会議」の選挙の投票も同時に行われており、今回選ばれるメンバーはその8年の任期中に、ハメネイ師の後継候補を実際に決める可能性もあるとみられています。

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