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国際移住機関「難民支援は共通責任」
2月25日 20時32分

内戦が続くシリアなどからヨーロッパにたどり着く難民や移民の受け入れに、一部の国々で消極的な動きが出ていることについて、IOM=国際移住機関のスウィング事務局長は、「第2次世界大戦以降、今が最も重大な時期の1つで、われわれには難民や移民を支援する共通の責任がある」と述べ、国際社会の協力の重要性を強調しました。
IOMによりますと、内戦が続くシリアなどから地中海を渡ってヨーロッパにたどり着く難民や移民は、ことしに入ってすでに11万人を超えています。
これについて25日、東京都内でNHKのインタビューに応じたIOMのスウィング事務局長は、「大規模な人の移動の流れはもはや避けられない」と述べ、ヨーロッパに流入する難民や移民は今後も増え続けるという見方を示しました。
そのうえで、ヨーロッパの一部の国々で難民や移民の受け入れに消極的な動きが出ていることについては、「第2次世界大戦以降、今が最も重大な時期の1つで、われわれには難民や移民を支援する共通の責任がある」として、国際社会の協力の重要性を強調しました。
一方、アメリカとロシアがシリアのアサド政権と反政府勢力に対し、今月27日から停戦に入るよう呼びかけていることについて、スウィング事務局長は、「停戦が守られれば、ヨーロッパに向かう人々の数は著しく変わるだろう」と述べ、停戦の実現によって難民や移民の流入が大幅に減少することに期待を示しました。

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