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ロシア 日本の協力で大規模な肥料工場完成
2月25日 6時36分

ロシア 日本の協力で大規模な肥料工場完成
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ロシア政府が農業を発展させて穀物の輸出に力を入れるなか、中部のタタルスタン共和国で、日本の企業が協力してロシアで最大規模の化学肥料工場が完成し、両国の関係者などが出席して開所式が行われました。
この肥料工場は、日本の三菱重工業と大手商社の双日が、日本の金融機関と協力して中国の建設会社とともにロシア中部のタタルスタンに建設したものです。
工場では24日、日本とロシアそれに中国の関係者などが出席して開所式が行われ、地元タタルスタンのミンニハノフ大統領が訪れて最新の工場の施設を視察しました。
総工費はおよそ10億ドル、日本円で1100億円余りで、ロシアで豊富な天然ガスを使って肥料のアンモニアなどを生産しロシア国内に供給する予定です。
ロシア政府は、これまで経済を支えてきた原油の価格低迷が続くなか、広大な国土を利用して農業を発展させ小麦など穀物の輸出に力を入れており、ことしは輸出量が世界1位のアメリカに迫るとの見方も出ています。
タタルスタンのミンニハノフ大統領は、NHKの取材に対して「日本の資金協力と技術を受けて工場の建設計画が実現できた。質の高い肥料によって農産物の生産量を増大させることができる」と述べ、今後の農業分野での日本との協力に期待を示しました。

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