“黒人発言”丸山議員も犠牲に…! 放送法違反を繰り返すメディアの陰謀とは?

tocana / 2016年2月28日 8時0分


■丸山議員「黒人奴隷」発言に見る、日本のマスコミのおかしさ

 次に、自民党の丸山議員が参院憲法審査会の席上で「(米国では)黒人奴隷の子孫が大統領」と発言したとされる報道について考えてみましょう。これも極めて恣意的な偏向報道であると思えます。

 丸山議員が語ったのは、「まさか、アメリカの建国、当初の時代に、黒人・奴隷がアメリカの大統領になるとは考えもしない。これだけのですね、ダイナミックな変革をしていく国なんです」という言葉でした。しかし、これがなぜか「オバマ大統領は奴隷の子孫」と口走ったと報道されている。発言の趣旨は、「昔は差別的な扱いがあったにもかかわらず、アメリカはその差別意識などを克服して、変革をしてゆく国」であり「日本もそうあるべき」という点だったことは明らかですが、それを恣意的に編集し、大騒ぎする。これが「公平」「中立」であり、「根拠を示した論理的な批判」ということができるのか、はなはだ疑問です。

 アメリカのツイッターユーザーの間では、丸山議員の発言について「アメリカについて“差別を克服した国”と高く評価している発言であり、丸山(議員)に好感が持てる」という“まっとうな”意見が過半数を占めています。それと同時に、「丸山の言葉をわざと改変して攻撃する日本のマスコミはおかしい」という声も少なからず存在するのです。このような反応を見るにつけ、日本のマスコミはまるで自分で自分の首を絞めているかのようです。


■「高校生による安保反対デモ」も、実態はまったく異なっていた

 次に、今月21日に「高校生による安保反対デモ」が行われたという報道について考えてみましょう。

 このニュースについて、朝日新聞は「高校生」だけをうまく写真に収めて報じています。しかし、産経新聞の写真では「老人ばかりに取り囲まれた高校生」の様子が見て取れます。事実を正確に報道するのであれば、「老人と高校生によるデモ」としなければならないでしょう。しかも、ネット上にはデモを外側から撮った写真が拡散しており、産経新聞の写真が捉えていた「街宣車」に、実は「日本共産党」と書いてあったことも判明しています。

 これだけを見ても、いかに偏向報道が蔓延しているかがおわかりいただけるでしょう。今回の新聞の記事に「政治的公平性」や「中立性」、「正確性」などは皆無であり、“ひとつの政党による政治活動を支援した報道”でしかなかったのです。

tocana

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