小林太一
2016年2月28日20時45分
ランニングポリスに、運用を始めたばかりのドローン捕獲チーム――。警視庁は2020年東京五輪・パラリンピックも意識しつつ、「見せる警備」を東京マラソンで展開した。
昨年初めて導入した「ランニングポリス」は昨年より26人多い90人を配置。頭に小型カメラをつけ、背には通信機器が入ったリュック。赤い文字で警視庁と書かれた白いユニホーム姿。ランナーに交じって走り、周囲に目を光らせ、映像を警視庁の総合指揮所に送った。自転車や立ち乗り型自動二輪車「セグウェイ」を使った見回りも登場した。
不審なドローンを網を装着したドローンで捕獲する専門部隊「インターセプター・ドローン・チーム」はスタート地点近くで待機。この日は出番がなかったが、複数の班が各地点に配備された。
トップ集団がゴールに近づく午前11時過ぎ、ゴール近くの海上からは、高精度カメラで撮影した映像を総合指揮所に送る監視用のドローンも飛んだ。警備部幹部は「時間帯ごとに全体の人の動きを解析し、2020年の東京五輪の警備にも生かしたい」と話した。(小林太一)
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朝日新聞社会部
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