池尻和生
2016年2月28日20時33分
安倍晋三首相は28日、東京都内で開かれた「1億総活躍社会」に向けた政府の対話集会に参加した。首相は登壇した非正社員や保育士、介護職員ら12人と意見を交わし、同一労働同一賃金の実現に取り組んでいく考えを強調した。
首相は集会で「本年は1億総活躍元年だ。一人ひとりの事情に応じて多様な働き方が可能な社会への変革に取り組む」とあいさつ。特に重視する三つの柱として、同一労働同一賃金を含む「働き方改革」と「長時間労働の是正」、「高齢者の就業促進」をあげた。
集会では、保育士の女性が「人手不足で休みが取りにくい」といった現状を指摘。同一労働同一賃金に取り組む企業でパートをしている女性からは「仕事内容も分け隔てがなく、やりがいがある」といった意見があがった。首相は「政策は机上の政策であってはならない。みなさまのお話をしっかりと生かしていきたい」と応じた。(池尻和生)
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