ddb8b199.jpg『セントポール』第133号、セントポール発行所、1962年
米国聖公会総裁主教の祈りは以下の通り

原子炉奉献のため

主にある信仰あつき兄弟たちよ。

ここに、保健と治療に必要なる原子炉を建設せり。故にわれら、このよき企ての祝福せられんがために祈るべし。

全能の神よ、主はその栄光をもろもろの天のうちに現わし、アブラハムには燃ゆる柴のうちに、エリアには、いと細き静かなる声のうちに現したまえり。また、このわれらの時代には大いなる原子力のうちに、自らを示したまう。

願わくば、主の与えたまいし知恵と能力(ちから)を破壊にあらず、建設のため、危害にあらず癒しのために用いさせたまえ。又、願わくば常に地上に平和と善意とを望みたもう神への信仰を新たにし、世に満つる恐怖(おそれ)と不信、敵意と不和を、われらのうちより除き去りたまわんことを、すべての人の救主、イエス・キリストによりて、こいねがい奉る。
アーメン

父と子と聖霊の御名によりて、我らこの国の人々の福祉と神の栄光のために、ここの原子炉を主に捧げ奉る。
アーメン

米国聖公会総裁主教
A・リヒテンバーガー

※武山に立教の原子炉ができた経緯は
「立教大学の原子炉」
を参照のこと。