シーズン8 最終レート2006パーティ ~強運トゲキッス~
- 2015/03/17
- 19:37
ORASシーズン8、シングルレート最終2000を達成しました!
準伝の厳選の波も収まり、後半は準伝ラッシュに見舞われましたがなんとか潜り抜けてこれました。
今回使用したPTはこちらです
準伝を1匹も使用せず難しい厳選も特にする必要がないので簡単に作れる6匹で挑みました
パーティ紹介
ここからは戦ってきたパーティの紹介をしていきます。
※紹介に落差がありますがテンプレに近いものは具体的に説明しなくてもいいと判断しています
1.トゲキッス 性格:ひかえめ
努力値:180-×-0-252-0-76 (実数値:183-×-115-189-135-110)
特性:きょううん 持ち物:こだわりメガネ
技構成:マジシャ エアスラ 波動弾 大文字
このPT最大の特徴を持ち、嫁枠。(ただし♂である)
スカーフ型が蔓延する中、Sを削って耐久と火力に特化したトゲキッス。
特性の強運は急所ランク+1(確率で言うと約15%)という特性。
一見はてんめぐよりも目立たない特性ですが、この型は怯ませるのを目的としたものではなくトゲキッスを受けにくる交代先に負担をかけるいわばヤケモンに近い型なので、怯みを捨てて火力アップにつながる強運を採用しました。
主にロトムやサンダーなどのエアスラ警戒の電気受けなどを倒す受けクラッシャーとして活躍。
Sは主に4振りロトムやクレセなどの無振りS85族を抜く調整に少し多めに振った型です(元々は別の調整ですが後述にて)
耐久面としては珠ハッサムのバレパンを確2(83.1~99.5%)、冷静ギルガルドのラスカノ確2(82.0~96.2%)、C振りロトムの10万を確2(72.1~85.2%)といった感じで、特殊面では火力アップアイテムがない限りは大抵の一致抜群でも耐えられます。ただし物理面は不一致ならば耐えますが一致抜群(ガルドのアイヘなど)は厳しいので注意。
使用感としては先発に出すことが多く、スカーフエアスラを警戒して動かれることが多かったので普通の火力だと受けられる相手に対して度胆を抜く一手を打ちこめたりして思った以上に使いやすかったです。
強運のワンチャンも常にあるので壁構築や瞑想積み相手にも場合によっては突破できる手段として存在します。
2.ガブリアス 性格:ようき
努力値:4-252-0-×-0-252(実数値:184-182-115-×-105-169)
特性:さめはだ 持ち物:ヤチェのみ
技構成:逆鱗 地震 岩雪崩 剣舞
よくいる剣舞ガブにヤチェを持たせて起点を増やしたガブリアスです。
ステロによるタスキ潰しも気にならず、めざ氷を持った速い電気タイプにも対応しやすいため非常に広い範囲で活躍してくれました。
ガブに向かってよく投げられるポリ2やクレセ、スイクンに対しても1回はれいBを耐えてくれるため、交代読みの剣舞が入った状況ならば強引に勝てたりもできます。(こご風は勘弁してください)
唯一の地面枠なのでどうしても電気に対しては強く出したい場面が多かったのでヤチェはかなり役に立ちました。
ただしガブミラーやマンダには勝ちにくいのでタスキと比べると一長一短といった感じでした。
3.ファイアロー 性格:いじっぱり
努力値:252-252-0-×-0-4 (実数値:185-146-91-×-89-147)
特性:はやてのつばさ 持ち物:いのちのたま
技構成:フレアドライブ ブレイブバード 鬼火 羽休め
普通のHA珠ファイアローです。
Sが4振りでちょうど最速ギャラ抜きができるので最速80族の辺りの物理(マンムーやカイリューなど)に上から鬼火を撒けるのも強みです。
元々は羽休めの枠はPT全体のSが遅めなのもあり追い風を採用していたのですが、羽休めがあったほうが勝ちやすい場面が多くあったので羽休めに変えました。(実際にそこからはバンバン使いました)
前述のトゲキッスのS調整はこれにあり、追い風下で1舞最速ギャラドスを抜ける調整として振っていました(あんまり役に立たなかったけど)
バシャーモストッパーや全体的に遅めなSを補う枠、トゲキッスの苦手な鋼枠の対抗策として活躍。
4.バンギラス 性格:ようき
努力値:0-252-0-×-4-252 (実数値:175-186-130-×121-124 メガ時:175-216-170-×-141-135)
特性:すなおこし 持ち物:メガ石
技構成:岩雪崩 噛み砕く 身代わり 竜舞
このPTのメガ枠。採用理由としてはPTの相性補完というのが大きいのですが、こいつ単体でも相当なスペックを持っているため非常に心強い1匹でした。
ガブの地震すら余裕をもって耐える耐久指数なので耐えて積んで全抜きも十分に狙えます。
身代わりはポリ2やロトムなどの状態異常撒き対策に入れていたのですが最近あまり撒いてくるケースが少なく、使う機会が無くなってきたので別技に変えようか検討中。
主にアロー対策やライコウ・サンダーへの後出し枠・積みエースとしての役割などで活躍。
5.パンプジン(特大) 性格:わんぱく
努力値:252-0-252-×-4-0 (実数値:192-120-191-×-96-74)
特性:おみとおし 持ち物:たべのこし
技構成:ゴーストダイブ 宿り木 鬼火 守る
このPTの目玉その2。(物理)ガルーラとガッサを完封できる1匹。
この2匹以外にも大抵の物理アタッカーを軒並み相手にできる物理ストッパー。
宿り木と鬼火が両立できるのが非常に強く、両方入れてしまった相手は毎ターン1/4削っていくというスリップダメージの鬼。
食べ残しと合わせて一度削られてしまっても再び復活できるほどの回復力を持つため腐りにくい。
その分特殊には弱いのですが、逆に特殊を非常に呼ぶので交代読みを決めやすい。
特殊相手に交代際の宿り木や鬼火を入れてスリップダメージを稼ぎつつバンギやラプラスに交代して特殊を相手してもらうなどでサイクルに繋げやすく、おみとおしでロトムやガブなどの持ち物が分かりにくい相手を判別しやすくするという役割も強みの一つ。
ゴーストダイブの採用理由としては、鬼火or宿り木→守る→もう片方→となると相手は再び守るを警戒して積んできたり守るをスカそうと攻撃してこないというのがだいたいなので、ここでゴーストダイブを打つことにより安全にターンを稼げると同時に相手の守るを貫通することができるので場合によってはギルガルドを倒すこともできます。
物理耐久は鉢巻アローのブレバを確2(81.2~96.9%)、剣舞ガブの逆鱗を確2(67.2~79.7%)、メガクチートの叩きを確2(68.8~81.2%)、意地メガガルのれいPを食べ残し込みで確3(45.8~55.2%)等、物理耐久はかなり頼ってもいいものとなっています。
特殊に関しては化身ボルトの珠めざ氷で確2(58.3~68.8%)程度には抑えられますが、肝心の物理相手にHPを残しておきたいため無理は禁物です。
6.ラプラス 性格:れいせい
努力値:252-0-0-252-4-0(実数値:237-105-100-150-116-62(S個体値を妥協しているためブレあり))
特性:ちょすい 持ち物:とつげきチョッキ
技構成:波乗り フリドラ 氷の礫 絶対零度
PTの最後の調整に入った1匹。
ここまであまり触れてこなかったランドロスやスイクン、受けルに入ってくるヤドラン、グライオン、ラッキーなどを相手させるための枠に入れました。
大抵はのんきなどにして耐久に振るのが一般的ですがC全振りにすることでヒードランやメガチルタリスなどの2倍弱点に対して確2が取れやすかったので火力をとりました。
ボルトロスに対しても投げられ、フリーズドライから礫をセットさせて倒すことができます。
ここまでのPTで軒並み重くなるスイクンを完封できるのも強みで零度によるワンチャンとしてもなかなか活躍してくれました。
最初熱湯覚えさせようと思っていたところこいつ熱湯覚えないんですね...(
ただし物理相手にはなかなか柔らかく、ガブの素の逆鱗でもかなり持ってかれます(52.3~62.0%)
物理相手に扱う際は後続をしっかり考えてHPの管理をしないと役割相手に当てる前にやられてしまいます。
あとは性格を冷静にしている弊害としてラッキーに抜かれてしまうので身代わり持ちだと非常につらくなります。
...控え目でもいいのかなぁ...
全体的な感想
最初にPTを作った時のコンセプトは「1匹1匹が単体でも戦えてワンチャンを残しやすい構築」として組んでいたのですが、最終的に1匹1匹の穴を埋めあう形ではまったのでなかなか使いやすかったです。
ただ交代読みを頻繁に強いられるので全抜き構築のような「場を整えられたら勝ち」というような「安定して勝てる構築」には遠いPTだと思っています。
その分自分の実力で埋め合わせてPTの強みを最大限発揮させられた結果を得られたと思います。
あとはこのPTで何が重かったかをまとめていきます。
・ゲンガー(メガ・通常含め)
超絶安定しない。気合ボーラー搭載したゲンガーには毎回壊滅させられている。
逆にゲンガナンスのような滅び型?などにはほとんど出てこなかった。
今期で流行りだした催眠ゲンガーにも壊滅させられる。
・ランドロス
このPT5匹に対して有効打をとられる。パンプジンで鬼火入れようにもとんぼだったり叩きだったりでなかなか安定して倒せない。
・メガバンギラス
このPTには岩半減がガブしかいなく、相手のメガバンギを確1に持って行けるポケモンがかなり限られるので積まれたらもれなく壊滅します。
ファイアローに追い風搭載していた時はまだ対処の余地がありましたがここも課題。
・スイクン
ラプラスがいる時は苦労しないですがいない時はなかなか厄介。
壊滅まではしないもののバンガブを抑えられるのが少々辛い。
・ヒートム
1800を境に一切見なくなったものの出てこられるとパンプジンが仕事をしにくい。
キッスとアローのメインウェポンを受けられかつ鬼火をされるのでバンガブも積みづらい。
・物理ゲッコウガ
特殊もきついですが物理型はPT全壊レベル。
キッスはダストされ、ガブパンプはれいBされ、ラプバンギはけたぐりされる。
ファイアローが唯一の生命線なため綱渡り状態。
・身代わりガルーラ
パンプジンが完封するどころか完封されます。
後半のガルーラはだいたいがグロパン持ちのやつだったのであまり見なかったですがものすごく対処に困る。
・ヒードラン
キッスを使っていると当たる壁。
交代読み波動弾をぶち当てたりするものの地面技がガブしか持っていないため読み外すと大惨事。
だいだいこんな感じになります。
ゲンガーとゲッコウガが重いのはかなり課題なので考えておかねば...
最後に全体的な選出率ですが、集計をとっていたわけではないので体感ですが述べていきます。
1位・トゲキッス
ほとんどが先発に出して相手の一貫性を突いて倒していったMVPです。
エアスラ怯みが流行っているからこその先入観を突いた1匹でした。
嫁枠としてもこれは嬉しい。
2位・パンプジン
このPTで明確な受けポケモンの1匹として選出率はかなりのものでした。
おみとおしや宿り木特有の流し性能により相手の情報を分析でき、ガルーラガッサというメジャーな対策枠としても大活躍。
3位・メガバンギラス
やはりメガ枠というのもあって大きく頼りにさせてもらった。
岩雪崩による怯みワンチャン勝ちもあったりで諦めさせないスタイルに感謝。
4位・ファイアロー
先制ブレバはやはり強かった。
特攻隊に近い扱いだったがバシャやリザXなどの対抗手段としても十分活躍してくれた。
5位・ラプラス
穴埋め候補として入れた分、いつもの選出で辛い時に出張ってくれた。
零度の無理やり突破は勝ちを見出す希望となってくれた。
6位・ガブリアス
6位という結果にはなっているが活躍をしなかった訳ではない。
ヤチェを食べて剣舞全抜きをした数は計り知れない。
こんな感じですが極端に選出が分かれている訳でもなく全員が活躍していたのでいらない子はいなかったという結果に収まりました。
レートもこのシーズン8で2300台が出現する等大きく変化がありましたが自分は自分のスタイルを貫いていこうと思っています。
以上で今回は終わりです。
見てくださりありがとうございました!
(長いよこれ...)