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2015年04月23日
プライスアクションの原点へ 買い目線・売り目線
上昇トレンド中では買い目線で相場を見るのが基本です。下落トレンドではその逆になりますが、できるだけ早い段階でトレンドを掴む事がより有利な位置でのポジション取りとなります。遅すぎると小さな利益で終ったり、最悪のケースでは天井で買い・底で売り、という事にもなりかねません。当然ながら、トレンドだと思ってポジションを取ったのに、その判断が早すぎて失敗するというケースも多々あります。今回の記事では過去記事で書いてきたように、買い目線・売り目線の境界線についておさらいします。
順張りの要素
ロングを取るのに最適な環境は上昇トレンド中です。冒頭にも書いたように、上昇トレンドの終わりでロングするケースがこの場合の最悪のシナリオなのですが、それを防ぐには出来るだけ早い段階で上昇トレンドを掴む事が鍵になります。この事は当たり前すぎて「納得いく」というのを超えているようですが、トレンドの初期を掴むと言うのは意外にも難しいのです。一旦、傾斜が形成された後でしかトレンドという形を認識するしか方法はありません。ところが、傾斜を確認した後でエントリーする事が順張りの基本であるのに関わらず、これだけのロジックで成功するようではないのが現実です。もし、チャートでロウソクが傾斜を形成してトレンドになっている時にポジションを取れば必ず勝つ事ができるとすれば、誰も負ける人はいないでしょう。傾斜は確かに目視による認識が可能なのですが、エントリーのタイミングとその判断が絡んでくるので、傾斜が見えただけで順張りすればOKなどというあまりのも大雑把な分析は使えません。
傾斜の確認、エントリーのタイミングとその判断、これらが順張りに必要な要素です。更に突っ込んで言えば、取ったポジションが成功するかどうかはエントリー次第なのです。傾斜の確認作業というのは誰でもできます。ところが、エントリーのタイミングとその判断はもう少しその詳細まで見ないと確率の高い判断ができません。確かに買い目線というのは、チャートで右肩上がりの傾斜を見ないと駄目なのですが、傾斜という目視による確認作業は漠然としすぎている為に、これだけでは何所でエントリーするかは分かりません。そして、傾斜という形だけにとらわれない基準となるものにも注目すべきです。
20SMA
このブログでも何度も触れたデフォルトのボリバンのミドルラインは20SMAです。単純移動平均線でパラメーターが20のものです。このMAを基準に考えるだけでもかなり有効です。何故このMAが他のMAよりも比較的に安定して使えるかは私もあまり分かりません。こじ付けとして、1ヶ月間には20日の取引日があるという事で、20SMAが相場の1ヶ月という単位の平均値をチャートで示しているという部分に何か関係があると私は思っています。もちろんこれは日足チャートで見た場合の計算なのですが、何故か20という数値は1時間足や15分足チャートでも比較的安定しています。無意味な神秘性の解明を探るよりも、単純に統計的に見て20という数字が安定しているとだけ捉えればOKです。
さて、買い目線・売り目線の境界線は20SMAとして考えるのを基本とします。もちろん、レンジ場という特殊な状況を除くのは当然です。傾斜がチャートで見られるだけでなく、20SMAを超えたかどうかが鍵になります。平均値を超えていない段階で傾斜が見られた場合、その時にポジションを取れば「フライング」になる可能性があります。これが判断が早すぎた時の失敗のケースです。もちろん、早い段階で取ったポジションでも成功する事はありますが、安定した結果を求めるにはもう少し堅実になる方が得策です。
反発か抜けるか?
支持線・抵抗線と同様に、20SMAで反発がある事もあれば、抜けてから順張りとして買い目線・売り目線の目安にする事も可能です。厄介なのが、相場が毎回同じような形で動いてくれない所です。少し抜けたと思ったら、結局反発という形になったとか、反発したと思ったら結局抜けていった。こういう事はよくあります。5分足チャートでも20SMAは比較的安定しているとはいえ、15分足チャートでの20ASMAはその安定性が倍以上くらいです。つまり、下の時間軸のチャートで色々考えてもしょうがないのです。お薦めの20SMAは15分足と1時間足チャートでのものです。5分足チャートで20というパラメーターのMAは買い目線・売り目線としての機能は弱い方です。ちょうどMAトレードシステムの買い目線・売り目線が50SMAの傾き具合次第であるのと同様に、20SMAは5分足チャートでは小さい数字です。
デイトレードとして分析するべきチャートを15分足か1時間足チャートにしたら(出来れば両方)、それらのチャート上での20SMAとレートの位置関係を把握し、最初にレートが近づくなら一度は反発を期待し、2回目からは抜けることを予測します。これは、3回目に抜けるという前回のシリーズの記事とは違う見方です。前回のシリーズである、「2回目の反発」は買い目線・売り目線という目安ではなく、むしろ直接エントリーに関わるような高値圏・安値圏での2回目の反発ポイントについて書きました。この記事ではミドルラインというチャートの中央に位置する事が多いケースを取り扱っているので、むしろ比較的頻繁に抜けていく事を予測します。
まとめ
20SMAを買い目線・売り目線の判断基準にして、それが明確になったら、今度はエントリーのタイミングを更に細かく見る為に5分足チャートなどで相場を見ていきます。より有利なポジションを取るには、下の時間軸チャートを見るのが鍵です。デイトレードでも、できれば1分足チャートも見ると良いです。一度、買い目線・売り目線のミドルラインを15分足チャートか1時間足チャートに絞れば、基本的には次のようなシナリオを考えます。
1. 最初は反発
2.2回目は抜け
3. σ-2辺りから一気にミドルラインまで戻るような時には、基本的には反発を予測
4. ミドルライン付近で2回反発しているなら、3回目は抜けを予測
5. σ-2が狭いレンジ場のような状況では抜けを予測
漠然とこれくらい抜ければ順張りにしよう、などといったルールもそれ程悪くないです。逆に、少しでも抜けたなら順張りしよう、というようなルールはむしろリスクが高いと思います。更に手堅くやるなら、まずは抜けるのを確認して、その後にレートが再びミドルラインに戻って支持線・抵抗線の転換ポイントとなるのを期待してエントリーするのがお薦めです。
順張りの要素
ロングを取るのに最適な環境は上昇トレンド中です。冒頭にも書いたように、上昇トレンドの終わりでロングするケースがこの場合の最悪のシナリオなのですが、それを防ぐには出来るだけ早い段階で上昇トレンドを掴む事が鍵になります。この事は当たり前すぎて「納得いく」というのを超えているようですが、トレンドの初期を掴むと言うのは意外にも難しいのです。一旦、傾斜が形成された後でしかトレンドという形を認識するしか方法はありません。ところが、傾斜を確認した後でエントリーする事が順張りの基本であるのに関わらず、これだけのロジックで成功するようではないのが現実です。もし、チャートでロウソクが傾斜を形成してトレンドになっている時にポジションを取れば必ず勝つ事ができるとすれば、誰も負ける人はいないでしょう。傾斜は確かに目視による認識が可能なのですが、エントリーのタイミングとその判断が絡んでくるので、傾斜が見えただけで順張りすればOKなどというあまりのも大雑把な分析は使えません。
傾斜の確認、エントリーのタイミングとその判断、これらが順張りに必要な要素です。更に突っ込んで言えば、取ったポジションが成功するかどうかはエントリー次第なのです。傾斜の確認作業というのは誰でもできます。ところが、エントリーのタイミングとその判断はもう少しその詳細まで見ないと確率の高い判断ができません。確かに買い目線というのは、チャートで右肩上がりの傾斜を見ないと駄目なのですが、傾斜という目視による確認作業は漠然としすぎている為に、これだけでは何所でエントリーするかは分かりません。そして、傾斜という形だけにとらわれない基準となるものにも注目すべきです。
20SMA
このブログでも何度も触れたデフォルトのボリバンのミドルラインは20SMAです。単純移動平均線でパラメーターが20のものです。このMAを基準に考えるだけでもかなり有効です。何故このMAが他のMAよりも比較的に安定して使えるかは私もあまり分かりません。こじ付けとして、1ヶ月間には20日の取引日があるという事で、20SMAが相場の1ヶ月という単位の平均値をチャートで示しているという部分に何か関係があると私は思っています。もちろんこれは日足チャートで見た場合の計算なのですが、何故か20という数値は1時間足や15分足チャートでも比較的安定しています。無意味な神秘性の解明を探るよりも、単純に統計的に見て20という数字が安定しているとだけ捉えればOKです。
さて、買い目線・売り目線の境界線は20SMAとして考えるのを基本とします。もちろん、レンジ場という特殊な状況を除くのは当然です。傾斜がチャートで見られるだけでなく、20SMAを超えたかどうかが鍵になります。平均値を超えていない段階で傾斜が見られた場合、その時にポジションを取れば「フライング」になる可能性があります。これが判断が早すぎた時の失敗のケースです。もちろん、早い段階で取ったポジションでも成功する事はありますが、安定した結果を求めるにはもう少し堅実になる方が得策です。
反発か抜けるか?
支持線・抵抗線と同様に、20SMAで反発がある事もあれば、抜けてから順張りとして買い目線・売り目線の目安にする事も可能です。厄介なのが、相場が毎回同じような形で動いてくれない所です。少し抜けたと思ったら、結局反発という形になったとか、反発したと思ったら結局抜けていった。こういう事はよくあります。5分足チャートでも20SMAは比較的安定しているとはいえ、15分足チャートでの20ASMAはその安定性が倍以上くらいです。つまり、下の時間軸のチャートで色々考えてもしょうがないのです。お薦めの20SMAは15分足と1時間足チャートでのものです。5分足チャートで20というパラメーターのMAは買い目線・売り目線としての機能は弱い方です。ちょうどMAトレードシステムの買い目線・売り目線が50SMAの傾き具合次第であるのと同様に、20SMAは5分足チャートでは小さい数字です。
デイトレードとして分析するべきチャートを15分足か1時間足チャートにしたら(出来れば両方)、それらのチャート上での20SMAとレートの位置関係を把握し、最初にレートが近づくなら一度は反発を期待し、2回目からは抜けることを予測します。これは、3回目に抜けるという前回のシリーズの記事とは違う見方です。前回のシリーズである、「2回目の反発」は買い目線・売り目線という目安ではなく、むしろ直接エントリーに関わるような高値圏・安値圏での2回目の反発ポイントについて書きました。この記事ではミドルラインというチャートの中央に位置する事が多いケースを取り扱っているので、むしろ比較的頻繁に抜けていく事を予測します。
まとめ
20SMAを買い目線・売り目線の判断基準にして、それが明確になったら、今度はエントリーのタイミングを更に細かく見る為に5分足チャートなどで相場を見ていきます。より有利なポジションを取るには、下の時間軸チャートを見るのが鍵です。デイトレードでも、できれば1分足チャートも見ると良いです。一度、買い目線・売り目線のミドルラインを15分足チャートか1時間足チャートに絞れば、基本的には次のようなシナリオを考えます。
1. 最初は反発
2.2回目は抜け
3. σ-2辺りから一気にミドルラインまで戻るような時には、基本的には反発を予測
4. ミドルライン付近で2回反発しているなら、3回目は抜けを予測
5. σ-2が狭いレンジ場のような状況では抜けを予測
漠然とこれくらい抜ければ順張りにしよう、などといったルールもそれ程悪くないです。逆に、少しでも抜けたなら順張りしよう、というようなルールはむしろリスクが高いと思います。更に手堅くやるなら、まずは抜けるのを確認して、その後にレートが再びミドルラインに戻って支持線・抵抗線の転換ポイントとなるのを期待してエントリーするのがお薦めです。
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Posted by PipDealer at 16:35│Comments(2)
│攻略ヒント
この記事へのコメント
管理人様へ
ずいぶん昔にお世話になった者です。
ここ1年でやっと安定して勝てる様になりましたが結局、ノーマル一目均衡表でスイングトレードになりました。スキャルピングで勝つ為に膨大な時間を費やしましたがギブアップです。でも当初の目的で有る安定して継続して勝てる様になると言う目標は達成できたと思います。管理人様の暖かいアドバイスにはずいぶん救われました。これからも迷っている方を助けて上げて下さいね。ありがとう御座いました。
ずいぶん昔にお世話になった者です。
ここ1年でやっと安定して勝てる様になりましたが結局、ノーマル一目均衡表でスイングトレードになりました。スキャルピングで勝つ為に膨大な時間を費やしましたがギブアップです。でも当初の目的で有る安定して継続して勝てる様になると言う目標は達成できたと思います。管理人様の暖かいアドバイスにはずいぶん救われました。これからも迷っている方を助けて上げて下さいね。ありがとう御座いました。
Posted by FPC at 2015年05月10日 18:50
スキャルは概ね難しいです。一目均衡表ならスイングトレードが良いようですね。アドバイスがお役に立ててなりよりです。今後も頑張って下さい。
Posted by PipDealer
at 2015年05月13日 11:15
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