小学6年の教科書から「慰安婦」用語と写真を削除=韓国

小学6年の教科書から「慰安婦」用語と写真を削除=韓国

2016年02月25日11時37分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  新しく制作されて今年から使用される小学6年の社会科国定教科書には日本軍「慰安婦」という用語がない。2014年に発行された教科書の実験本には「慰安婦」という用語と関連写真があったが、最終原本からは抜けた。

  教育部によると、3月から全国の小学校で使用される社会の教科書から日本軍「慰安婦」という表現と「性奴隷」という言葉が消え、関連写真も削除される。該当教科書は2009年の改訂教育課程に基づき制作された国定教科書で、今年から使用される予定だった。

  当初、教育部が2014年に制作した小学6年の社会教科書実験本113ページには、「戦場の日本軍慰安婦」と題した写真と「戦場に強制的に連行され、日本軍の性奴隷になった」という写真説明が含まれていた。しかし最終原本から削除され、「連行された人々の中には女性も多かったが、このうち強制的に戦場に連行された若い女性たちは日本軍から多くの苦痛を受けた」と記述されている。

  教育部は実験本を16の研究学校に試験的に適用した後、現場の意見をまとめた結果、日本軍慰安婦・性奴隷という表現が小学生の学習に適切でないという教科用図書審議会の意見により削除したと説明した。

  「慰安婦」という言葉は、2007年に制作されて2011年に適用された従来の教科書にも出てこない。2014年の実験本教科書に初めて登場したが、以前のように使用しないことにしたのだ。

  これに関しド・ジョンファン「共に民主党」議員(教育文化委員会)は「教育部と女性家族部が小中高生を対象にした『慰安婦』を正しく知る補助教材にも登場する用語だが、『慰安婦』の記述を強化しないとしても用語まで使用できないというのは問題」と述べた。
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