全体感想

まるで別のアニメを見てるようだ。
今話はそう感じるぐらいに新しいキャラが続々登場し、雰囲気もガラリと変わった回でした。

チームアメリカ（仮称）のリーダー、エビゾが持つ底無しで前向きパワー、チームロシアの双子姉妹、リュドミラ（cv:浅倉杏美）＆ジアーナ（cv:小林ゆう）がもつヘタイチックな言動に笑いながらも、新キャラがトータル10人以上登場して雰囲気や展開がこれまでとガラリと一変した事に、終わってみれば目がテンになる思いがした、というのがブブキ・ブランキ第8話の率直な印象です。

うん。
新キャラ登場は公式ツイッターなどで知っていたんですけど、まさか2チーム出るとはね。予想外でした。

新キャラ登場の意図

チームアメリカとチームロシアを登場させた製作者の意図を予想するならば。

これまでが大人なチーム礼央子と、子供なチーム東といういわば「縦」の人間関係が軸だったので、そこに「横」の人間関係としてのアメリカとロシアを加えたかったのかなと思いました。
つまり東たちと同世代を。
同世代のブブキ使いたちを見て東たちが何を感じるか？　それが製作者の意図のひとつだったのかなと思います。特にエビゾは、東と引き合わせるのにうってつけタイプのリーダーでしょうね。

細谷佳正さん（エビゾ役）のこういう演技って初めて聞いたような。しかもすごいノッてる感じで、彼の新たな一面に新鮮な気分がしました。

新キャラの行動原理について

最初に登場したおじさんの名前がギー。

（ギー・バルビエ・アベイユ、cv：山根和弘）

今回の話は、ギーがチームアメリカとチームロシアにそれぞれ心臓のブブキの奪取を指示した、という形になります。チームアメリカのエビゾたちは東の心臓を、チームロシアの方は前回礼央子レオコが倒した「首なしブランキ」の心臓を狙ったという話。それとアメリカもロシアも、それぞれが持つブランキは現在動いておりません。現在脈打つ心臓を持つのは、ブランキ・炎帝とブランキ・王舞の2体のみ。

ロシアは心臓入手に成功ですね。
アメリカとチーム東はまだ戦闘継続中で次回へとつづく。

↓　第8話で新たに登場したキャラの名前とキャストです。
・ギー・バルビエ・アベイユ：山根和弘

チームアメリカ：ブランキ名「メガララ」
・エビゾ・エヴァンス：細谷佳正
・リュイス・ガルシア：木島隆一
・ファラー・ウムラウフ：葉山いくみ
・ワグルラ・ハラ：山下大輝
・ドミナ・ドーシ：和気あず未

チームロシア：ブランキ名「ザンパザ」
・マクシム：
・リュドミラ・アルセーニエヴナ・バラキレヴァ：浅倉杏美
・ジアーナ・アルセーニエヴナ・バラキレヴァ：小林ゆう
・イグナート・ボスボロス：古川慎
・デルス・ニジニ：山下誠一郎

リュドミラとジアーナは双子同士で、マクシムの妹になります

（ブブキ・ブランキジャーナルより）

動かない心臓

第8話のサブタイトルは「止まった心臓」
この心臓とは、エビゾだけでなく東の心臓のことも指したサブタイトルだったんですね。
で……　
どうして東の心臓は動かなくなったのだろう？　前回東が礼央子の戦いぶりを見たから？　たとえば東は現在、礼央子ほどの戦う動機を見出せない状態なのかもしれない。心臓を動かすためには、“気概” が必要な気がします。

あそうそう！
動かなくて困った時は心臓をぶっ叩くといいみたいですよ。とある作品で、
「もっと！」「もっと!!」
と心臓を叩いて動かすアニメをわたし最近見ました。