前回の『ヘイトフルエイト』を観に行った記事でもちょっと触れたのですが、映画を観に行くときもハピタスでマイルをちょびっと獲得できます。単価が安いので、本当に微々たるものではありますが、どうせお金を払って見に行くのであれば、なるべくお得な方法が良いですよね。でも、どちらかというとポイントサイトはおまけで、今回は意外と知られていないお得な映画鑑賞方、「ムビチケ」のシステムをご紹介しようと思います。
こちらがムビチケの公式サイトなんですが、これがまーわかりにくい!
この公式サイトに代わって、一通りの利用法を解説してみようと思います。
そもそもムビチケってなんなの?
- ムビチケとはネットで座席予約ができる前売り券である
- 劇場等で購入する「ムビチケカード」と、ネットで購入する「オンライン券」の2種類がある
ムビチケとはネットで座席予約ができる前売り券である
以前は、映画の前売り券といえばこのような紙状のチケットしかありませんでした。劇場の普通券よりは400〜500円ほど安かったものの、ネット予約がない時代からあるものなので、座席指定などはできず、人気作品では開場前に並んだり、整理券と引き換えなければなりませんでした。ネット予約がすっかりポピュラーになった今となっては、ちょっとなつかしい光景ですよね。そして、ネットで座席予約できるようになった前売り券がムビチケです。
ネット購入と窓口購入の2種類がある
ムビチケは購入もネットからできますし、席予約も可能です。劇場窓口でも買えるのですが、この記事ではとくに、ネットでの購入に焦点をあてて解説していこうと思います。まぁ窓口購入でも「購入者番号」と「暗証番号」を使うので、結局は同じことなのですが。
ムビチケのメリットは?
なんといっても安い! これ以外にありません(笑)。たとえば、イニャリトゥの『レヴェナント:蘇りし者』。楽しみですね。レオ様ことディカプリオ、アカデミー賞の主演男優賞でついにオスカーが穫れるでしょうか? それはともかく、1枚1,400円とありますから、ふつうに劇場で購入するよりも400円安いです。さらに、後述する方法でお得なポイントサイトなどを経由すれば、4重のポイントを獲得できます。
ムビチケのデメリットは?
公開前日までしか売っていないこと、です。「前売り券」なので、こればかりはどうしようもありません。たとえば、『レヴェナント』は2016年4月22日公開ですが、ムビチケの販売終了日には2016年4月21日とあります。前日には販売を終了してしまうので、「これは絶対に観に行こう!」と決めている映画があったら、公開前に買っておきましょう。
また、すべての劇場で使えるわけではなく、対応している映画館のみになります。ではどの辺が対応しているかというと、TOHO CINEMASやUNITED CINEMAS、松竹系など、メジャーなシネコンはほぼ網羅しています。
また、購入時に対応している劇場を検索できるので、ふだん利用している映画館で使えるかどうか、確認してみましょう。『レヴェナント』だと東京の銀座エリアであれば2カ所で利用できますね。
実際の購入手順
作品を選んだら、「オンライン券購入」へ進みます。席種と枚数を選択。
会員登録
よく映画をご覧になる方なら登録したほうが毎回入力する手間は省けるかと思います。
支払い方法
3種類あります。このなかではクレジットカードがおすすめです。というのは、決済ポイントがもらえてさらにお得だからです。
「ムビチケオンラインGIFTカード」は紀伊國屋書店、ローソン、ファミリーマート、イオンで販売しているプリペイドカードです。クレジットカードのない学生さん等であれば、この支払い方法もよいと思います。ただし、「ムビチケオンラインGIFTカード」は、購入日から有効期限が半年間しかないので、使い忘れることのないように注意してください。
WebMoneyは電子マネーなので、すでに所有している方以外は選ぶ必要はないですね。
購入完了:ムビチケ購入番号の発行
ムビチケ購入番号が発行されました。これを使って座席予約を行います。また、その際の暗証番号は電話番号の下4桁です。
QRコードは、座席予約をせずに劇場へ直接行った場合に利用できます。しかしこれはおすすめしません。事前にネット予約できることこそがムビチケの利点なのですから。
座席予約方法
予約方法は2種類あります。ムビチケオフィシャルサイトか、各劇場のサイトでおこなうかの違いです。違いとしては、ムビチケサイトでの座席予約は公開後にしかできません。対して、各映画館であれば、公開前の予約が可能です。とはいっても、ほとんどの映画館は2日前にならないと通常は予約できませんから、公開初日に観たい場合は、その2日前に各劇場のサイトから予約するとよいでしょう。いずれにしても、『レヴェナント』は公開まで2ヶ月近くあるのでまだ予約はできません。
各劇場サイトでの予約方法
参考までに、TOHOシネマズでの予約方法を観てみましょう。日時や座席を指定するのは通常どおりです。購入画面に進むと、「ムビチケをお持ちの方はこちら」というボタンがあるので、クリックします。
ここで先ほど発行された「ムビチケ購入番号」と「暗証番号」を入力すれば、手続き完了です。「暗証番号」は登録した電話番号の下4桁です。1,800円と出ていますが、もちろん払う必要はありません。
3DやIMAXのときはどうなるの? 追加料金は?
この点が気になる方も多いと思います。基本的にムビチケで扱っているのは2Dの通常上映作品となります。ただムビチケ対応の劇場であれば追加料金を支払うことで3Dを観ることはできます。アップグレードみたいなものですね。その際も通常価格より400円安いので、お得なことにはかわりありません。ただ劇場にもよるので、利用する際に確認しておくのが無難かと思います。
ポイントサイト+シネマイレージで4重のお得
ここまでがこの記事の本題なのですが、さらに安価にする方法があります。まずはポイントサイト。昨日鑑賞した『ヘイトフルエイト』では、ハピタス経由でムビチケを利用しました。
▲何回でも利用できるのが嬉しいところ
1万ANAマイルがふつうにもらえるサイトなので正直微々たるものですが、どうせお金を払うなら、利用しないのは損です。また、ムビチケに限らず、ネットのサービスやショッピングではまずハピタスにないか、チェックするのが基本ですね。ハピタスの詳しい利用法はこの辺の記事をどうぞ(長いですが)。
シネマイレージカード
TOHO系のみになりますが、シネマイレージというシステムを導入しています。ANAやJALのマイレージと混同しそうになりますが別物で、「6本観たら1本無料になりますよー」というシステムです。年会費も実質無料なので、映画を多くご覧になる方にはお得です。ユニークなのは、1分=1マイル貯まるというシステム。観た映画が長ければ長いほど貯まる訳で、その点、昨日の『ヘイトフルエイト』なんかは貯まりやすかったと思います(笑)。
こちらもハピタス経由でカードを発行すれば2,400ポイント、つまり2,160ANAマイルが獲得できます(これは映画のマイルではなく、正真正銘、エアラインのマイルです。シネマイルよりははるかに価値があります)。でも本当に映画が好きで、確実に年に6本は観る!という方以外にはおすすめしません(笑)。基本的にカード発行するのであれば、少なくとも7,000ANAマイルはもらいたいところですから。もし作るのであればポイントサイト経由を利用した方がお得ですよ、というくらいですね。
ポイント4重取り
まとめると、このようにポイントや割引の4重取りができます。映画好きな方ほど嬉しいですね。
- ムビチケによる割引(400円)
- ハピタス・ポイント(ANAマイルに変換)
- クレジットカードの決済ポイント
- シネマイレージカード(TOHOシネマズをよく利用する、という方にのみおすすめ)
というわけでムビチケを利用したお得な映画鑑賞法+プチ・マイル集めの方法でした。おしまい。
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