どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。
まじか・・・・。
ちょっと目を疑ったんですけどコレ。
スルガ銀行のサブカルローン
こんな商品があるんですねぇ。
いわゆる同人創作活動をしている人向けのカードローンのようです。
最高限度額が800万円!?
そんなに必要ですか?(笑)
借り入れしたお金の使い道は自由だそうで「サブカルローン」の名前のとおり、こんな使い道を提案しています。
こういった商品があるということはある程度、ローンを組む人がいるということでしょうか?
すごいなぁ。
あなたが買わなくてもアーティストは死なない
作り手が借金して制作する分にはどうぞご勝手に、と思うのですが好きな作家やアーティストのライブやグッズを買うための借金はしなくてよいと思います。
こと音楽の世界で言うと、「音楽業界不況」や「音楽で飯が食えない」などと作り手側の懐事情がよく話題にあがる昨今です。
そんな中で、熱心なファンの方は「自分が支えなくては!!」と感じてくれている人もいるようなんですよ。
そんな心意気をもった人はもう、なんでも買ってくれます。
実際に生写真を1枚3000円(4000円だったかな?)で売りまくっているロックバンドをぼくは見たことありますし。
でもね。
冷静に考えてみて欲しい。
なんでもかんでも買ってあげなくてもアーティストは死にゃーしないから。
例えば1人のアーティストが生きるために最低限必要な年収が200万円と考えたら。
300人に年に1万円ずつ使ってもらえば良いんです。
150人に2万円でもいいかな。
それなら経費引いても年収200万円はキープできると思う。
ファンの側からすると、年に2万円つかう趣味です。
別に普通の大人だったら誰にとがめられることもない健全な趣味だと言えますよね。
ホラ借金なんかしなくても十分アーティストを支えられる。
この考え、どんどん人数を減らして、金額を大きくしていくと最終的にアーティストはヒモになります。(笑)
それってやっぱり健全とは言えませんよね。
例えば、ぼくが作った音楽を好きになることでファンの方が家族に心配されたりしたら。。。。(お金の面で)
ぼくは悲しいですねぇ。
借金してまでライブに来て欲しくない
バンドマンのはしくれとして個人的には借金してまでライブに来て欲しくないですね。
いや、ホントきれいごとじゃなく。
ぶっちゃけて言うと、昨今の音楽ビジネスは「如何に客単価を上げるか?」ということに苦心していると思います。
でも、それも限度っていうものがあると思う。
作り手側は安売りはできませんが、ファンの方の生活を脅かすほどの金額を要求すべきじゃないと思いますね。
スマホゲームのガチャなんか社会問題になりましたよね。
のめり込みすぎて生活が成り立たなくなる人が出てくる。
音楽業界、とりわけ同人やインディーズの業界でそういったことが起きれば長期的にはかなりマイナスではないでしょうか?
ビジネスの世界では近年「サスティナイブル」という概念が話題です。
日本語でいうと「持続可能性」です。
これは一次産業の利益を守るためによく用いられる言葉ですが、同時に「消費者の持続可能性」も考えるべきではないでしょうか?
たしかにモノ作りにはお金がかかる。
痛いほどわかります。(なんせ作り手側ですから)
けれど必要以上に高額な商品は市場全体を枯渇させます。
けなげで従順なファンの良心を利用すべきではないのです。
コレ、実は作り手側も気づいていない場合が多いと思うんですよ。
どうやって儲けるか?ばかりに関心が行きますが、どこまで儲けるか?はあまり真剣に議論されません。
前述した考えで言うと、500人に2万円づつ使ってもらえば年商1000万円です。
どんなアーティストでもそのくらい売り上げ取れればさすがに食べていけますよね。
そしてファンの方の負担も異常ではありません。
「自分の作品で食べて生きたい!」
そう考える人はどのようなビジネスモデルで如何に健全な市場を作るかを考えてみて良いと思います。
以上、バンドマンがお送りしました!