ケント・ギルバード 共和党支持者ながら同党を批判「理性を失った」
28日放送の「日曜討論」(NHK総合)で、弁護士でタレントのケント・ギルバートが、オバマ大統領の政策をことごとく否定する共和党支持者を「理性を失った」と批判する場面があった。
この日は「混戦の大統領選挙 アメリカでいま何が」と題し、波乱含みの米大統領選を読み解く企画が放送された。
米大統領選では、過激な発言を繰り返す共和党のドナルド・トランプ氏と、民主社会主義者のバーニー・サンダース氏という、アメリカ政治では珍しいタイプの2人に支持が集まっている。
共和党支持者として出演したケントは、トランプ氏が共和党候補者ながら共和党主流派とは異なる政策を掲げているため「本当に保守なのかなって思っちゃうんですよね」と話し、トランプ氏が3回結婚していることや事業に幾度と失敗していることを指摘。「この人何なの?何者なの?って僕は思っちゃいますね」と不信感を持っていることを明かした。
また、オバマ現大統領の問題点について議論が繰り広げられると、ケントは「オバマさんの決定的な問題は、共和党員はオバマが嫌いです」と言い切り、共演者から笑いが漏れた。ここでパトリック・ハーランが「オバマ問題ではないのでは?」と指摘すると、ケントは「そういう問題なんです」と続け、「オバマが当選した当時から『オバマが成功しないようにします!オバマが何をしようとしても邪魔します!』って決めちゃったんです。理性を失ったんです、共和党は」と話し、共和党の対決姿勢が影響していることを指摘した。
これを受け、司会のNHK解説委員・島田敏男氏が「ケント・ギルバードさんは共和党支持者のおひとりとして、『オバマが嫌いだ』という共和党支持者の共通の感覚の一番の原因はなんですか?」と質問した。
ケントは「一番の原因は何でしょうね…」と言うと言葉を詰まらせ、「人種問題だとは言いたくないけど、そういうのがないとも言えない。そういうのはあるんですね」と言いにくそうにしながら話した。島田氏は「アメリカ社会の中では、大きな要素としてそういう問題が常に語られる」と話し、ケントの発言について補足していた。
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この日は「混戦の大統領選挙 アメリカでいま何が」と題し、波乱含みの米大統領選を読み解く企画が放送された。
米大統領選では、過激な発言を繰り返す共和党のドナルド・トランプ氏と、民主社会主義者のバーニー・サンダース氏という、アメリカ政治では珍しいタイプの2人に支持が集まっている。
共和党支持者として出演したケントは、トランプ氏が共和党候補者ながら共和党主流派とは異なる政策を掲げているため「本当に保守なのかなって思っちゃうんですよね」と話し、トランプ氏が3回結婚していることや事業に幾度と失敗していることを指摘。「この人何なの?何者なの?って僕は思っちゃいますね」と不信感を持っていることを明かした。
また、オバマ現大統領の問題点について議論が繰り広げられると、ケントは「オバマさんの決定的な問題は、共和党員はオバマが嫌いです」と言い切り、共演者から笑いが漏れた。ここでパトリック・ハーランが「オバマ問題ではないのでは?」と指摘すると、ケントは「そういう問題なんです」と続け、「オバマが当選した当時から『オバマが成功しないようにします!オバマが何をしようとしても邪魔します!』って決めちゃったんです。理性を失ったんです、共和党は」と話し、共和党の対決姿勢が影響していることを指摘した。
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ケントは「一番の原因は何でしょうね…」と言うと言葉を詰まらせ、「人種問題だとは言いたくないけど、そういうのがないとも言えない。そういうのはあるんですね」と言いにくそうにしながら話した。島田氏は「アメリカ社会の中では、大きな要素としてそういう問題が常に語られる」と話し、ケントの発言について補足していた。
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