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蓮池薫さん「政府は被害者の帰国交渉に重点を」
2月28日 17時58分

蓮池薫さん「政府は被害者の帰国交渉に重点を」
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拉致被害者の蓮池薫さんが講演し、国連の安全保障理事会で北朝鮮に対する厳しい制裁が検討されていることについて、「北朝鮮にとってダメージになるはずで、日本政府が拉致被害者の帰国に重点を置いた交渉を進めていけば道は必ず開ける」と話し、政府に粘り強い取り組みを求めました。
拉致問題を巡っては、おととし、北朝鮮が被害者らの安否の再調査を約束しましたが進展は無く、今月、日本政府が制裁の実施を決めたのに対し、北朝鮮は調査の中止を発表しました。
28日、奈良県大和郡山市で講演した拉致被害者の蓮池薫さんは「北朝鮮が調査の中止を発表したが、ここで絶対に諦めてはいけない」と話しました。そのうえで、国連の安全保障理事会で北朝鮮に対するかつてない厳しい制裁が検討されていることに触れ、「北朝鮮にとってかなりのダメージになるはずで、北朝鮮は今後、生きる道を探して方向を多少変えてくると思う。そのときが日本が交渉を再開する時だ」と指摘しました。
また、日本政府に対しては、「北朝鮮からの調査結果の報告を受け取るかどうかではなく、拉致被害者の帰国に重点を置いた交渉を進めていくべきだ。北朝鮮が被害者を帰すなら見返りを与え、何もしないなら厳しい対応をするという立場をとっていけば道は必ず開ける」と話し、政府に粘り強い取り組みを求めました。

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