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シャープ 取締役会でホンハイ傘下を正式決定
2月25日 11時11分

シャープ 取締役会でホンハイ傘下を正式決定
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経営不振に陥っている大手電機メーカーのシャープは、25日に臨時の取締役会を開き、台湾の大手電子機器メーカー、ホンハイ精密工業による買収の提案を受け入れることを正式に決め、日本の大手電機メーカーとして初めて海外メーカーの傘下に入ることになりました。
経営不振に陥っているシャープは、台湾のホンハイ精密工業と、国と民間が作る官民ファンド、産業革新機構から再建策の提案を受けていましたが、今月4日に支援額の規模で上回るホンハイと優先して交渉する方針を決め、台湾にチームを派遣するなど本格的な交渉を進めてきました。
これを受けてシャープは、25日に臨時の取締役会を開き、関係者によりますと、ホンハイの提案を受け入れることを全会一致で決めました。
ホンハイが提示した再建案では、およそ5000億円を投じてシャープを買収するなど総額6600億円規模の資金を投じ、主力銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行に対して金融支援は求めない方針で、今後、双方が最終的に詰めの交渉を行ったうえで合意する見通しです。
これによって、日本の大手電機メーカーが初めて海外メーカーの傘下に入ることになりました。

従業員や地元の人は

シャープの従業員の男性は「新しい体制になるということで、前向きに受け止めています。不安はありません」と話していました。
また、地元に住む40代の女性は「有名なシャープが外国の会社に買収されて、日本の技術がどうなるのか不安ですが、しかたが無かったのかなと思います」と話していました。

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