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【大相撲】

共同作業は琴バウアー 琴奨菊、故郷・柳川で結婚披露宴

2016年2月28日 紙面から

祐未夫人(右)と一緒に「琴バウアー」を披露する琴奨菊(永井響太撮影)

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 大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)で綱とりに挑む大関琴奨菊(32)=佐渡ケ嶽=が27日、初優勝した初場所後の東京に続き、故郷の福岡県柳川市で祐未夫人(29)との結婚披露宴を開いた。会見で、最後の塩まき前に上体を反らす「琴バウアー」を夫婦で初めてお披露目するラブラブぶりを見せた。

 お決まりのルーティンを求められた琴奨菊は「やんない」といなそうとした。だが、披露宴で金子健次柳川市長から「祐未バウアーで二人三脚で綱を目指して」とのあいさつにも触発されたのか、報道陣に“寄り切られる”形で祐未夫人と一緒に琴バウアー。「たくさんの笑顔で幸せオーラをお裾分けできたかな」と琴奨菊が目を細めれば、祐未夫人も「柳川のみなさまに熱く歓迎して頂いてうれしい」と白い歯を見せた。

 郷土愛が詰まっていた。結婚披露宴は午前、午後の2部制で計約600人を招待。お色直しでは新しい黒色の染め抜きを披露した。前面に同市出身の第10代横綱雲竜を思わせる昇り竜、背には花火や川下りと地元をイメージしたデザイン。地元の人たちと綱を目指す決意を表した。

 春場所まで2週間。琴奨菊は「2人の笑顔がもっと多くなるように努力したい」と力を込める。夫婦で披露した琴バウアーのように、共同作業で綱への道を切り開く。(永井響太)

 

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