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投資詐欺容疑、カンボジア国籍の男を国際手配
カンボジアの不動産に絡む嘘の投資話で金をだまし取ったとして、神奈川県警など13道県の合同捜査本部が、詐欺容疑でカンボジア国籍の男の逮捕状を取り、警察庁を通じて国際手配したことが27日、捜査関係者への取材で分かった。
合同捜査本部はこれまでに現地不動産会社の代理店「FIRST不動産」の幹部や従業員などを名乗る男女23人を詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕。男は同社の実質的な経営者で主犯格とみられる。同本部は39都道府県の二百数十人から計二十数億円をだまし取ったとみて調べている。
捜査関係者によると、男は複数人と共謀して平成25年7月、神奈川県横須賀市の70代女性に、経済成長が著しいとうたったカンボジアの不動産に関するパンフレットを送り付けた。
その後、証券会社社員を装い「代わりに買ってほしい」と持ち掛け、600万円をだまし取った疑いが持たれている。逮捕状は昨年、取得したという。