批判されるクラウドワークスに関してキングコング西野が言及
クラウドソーシングの最大手クラウドワークスに対して、ネガティブな記事が続く中、お笑い芸人のキングコング西野さんが言及しました。
これがもう的を射ていてヤバイです。
そもそも今回の発端は、クラウドワークスのIR資料からきています。
利用者数が80万人に昇る中、月20万円以上稼いでいるワーカーが111人。
これに対して、「現実は厳しい」、「やっぱり働き方は正社員がナンバー1」、「たった111人しか生計立ててる人がいないとかしょぼすぎ」といった批判が相次いでいます。
収入ゼロの人に月5万円でも稼げる選択肢をクラウドワークスは作った
西野さんの言及は以下です。
在宅ワーカーさんには“在宅する理由”や“在宅しなければならない理由”があるわけだ。
たとえば、パパを会社に、子供を幼稚園に送り出して、
家事のあれやこれを済ませて、
晩御飯の買い物に行って、
子供を迎えに行って、
風呂を沸かせて、晩御飯を作って、
パパの帰りを待って…
とても会社勤めはできないけれど、その僅かな隙間の時間を使って「仕事をしたいなぁ」と考える人もいる。(中略)
本来、収入がゼロだったところを、月に5万円でも「自分の力で稼げる」という選択肢が生まれたわけじゃん。
5万円あれば、どれだけ助かることか。
で、「月に5万円じゃイヤだ!」というのであれば、簡単な話、利用しなきゃいいんだよ。
西野さんのこの言及はクラウドソーシングの本質をついています。
ほとんどの人々はクラウドソーシングを「会社員の副業」、「在宅勤務での本業化」の視点から見てるんです。
しかし、西野さんは「何かの事情があって働けない人達の視点」に立って考えてます。
これこそが、クラウドソーシングを含めたインターネットの本質なのです。
インターネットとはそもそも「個人の小さな声を拾いあげる場所」です。
「友人と会ってない時間でもコミュニケーションが取りたい」という小さな声を拾い上げてSNSが生まれました。
実現したいことがあるけれど、資金調達が難しいクリエイターに資金調達の機会を与えることができるようにクラウドファンディングが生まれました。
そして、クラウドソーシングは何らかの事情で在宅でしか仕事が難しい人に向けての問題解決の部分が大きいです。
どうしてもインターネット系の仕事のイメージは「ネットで月100万円稼いでる、ウェーイ!」的なことで見られがちで、クラウドソーシングに関しても、いくら稼いでるという視点で大衆は見てしまっています。
しかし、本質はそこではありません。
ネットで月100万円稼いでる人が10人、100人生まれるよりも、月5万円を1000人、10000人稼いでることの方がはるかに社会的に価値があるし、それがインターネットの本質です。
西野さんが言及してるように、本来収益が0円な人がクラウドワークスのおかげで月5万円程度の収益を得る機会ができたわけですよ。それって単純にスゴイことですよね。
みなさん今の家計に5万円プラスされたら相当、生活に助かりますよね。
そういった小金を稼ぐ人々の母数を増やしていくことがクラウドソーシングの在り方だとおもいます。
大金を稼ぐことにばかり目を向けすぎると本質を見失ってしまいますのでご注意を。
クラウドソーシングはこれからどんどんイノベーションが起きていく市場なので楽しみですね。
育児や介護の問題などで仕事をすることが難しい方はクラウドソーシングを利用してみてください。きっとあなたの未来が変わります。
わっしょい!
【追記】
この記事に対して西野さんが言及してくださいました。
母ちゃんが20円でも安い牛乳を買い求めて、あちらこちらのスーパーを行ったり来たりしていたのを、子供の頃ずっと見て育ったので。
あの時代にクラウドソーシングがあれば、もう少し母ちゃんもラクできたと思う。
本当に共感します。昔は、たった数十円の節約のためにスーパーをあちこち探し回ってました。
その労力や頭脳をクラウドソーシングに使った方がもっとたくさんのお金を稼げて、喜ぶ人が増える。
現代はとてもイイ時代です。