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特産の海産物味わう「福興市」宮城・南三陸町
2月28日 12時46分

特産の海産物味わう「福興市」宮城・南三陸町
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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で、地元特産の海産物を販売して復興につなげようという「福興市」が開かれ、訪れた人が水揚げされたばかりのカキなどを味わいました。
「福興市」は、津波で店舗が流されるなどの被害を受けた南三陸町の商店街が、定期的に開いているものです。
今回は、地元特産のカキとワカメの店が中心で、28日朝は水揚げされたばかりのカキを蒸して1個100円で販売する店や、具やだしにカキを使ったそばの店に長い列ができていました。ワカメを販売する店では、詰め放題の袋に隙間が無くなるほど押し込む客の姿も見られました。
主催者によりますと、南三陸町ではワカメの生産はほぼ震災前に戻りましたが、カキの生産は加工処理施設が完全に復旧していないことなどから震災前の7割ほどにとどまっているということです。
気仙沼市から訪れた70歳の男性は「南三陸町のカキは最高です。市に大勢の人が来ているのは復興の兆しだと思います」と話していました。
「福興市」の実行委員会の山内正文委員長は「震災で人口は少なくなりましたが、市を開くことで町内外の人に大勢来てもらい、特産のカキやワカメを味わってほしい」と話していました。

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