TOPIX: | 1311.27, | +1.5% (1w), | -15.3% (YTD) |
Nikkei225: | 16188.41, | +1.4% (1w), | -14.9% (YTD) |
S&P500: | 1948.05, | +1.6% (1w), | -4.7% (YTD) |
USD/JPY: | 113.96, | +1.2% (1w), | -5.2% (YTD) |
EUR/JPY: | 124.64, | -0.6% (1w), | -4.6% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 32.78, | +10.6% (1w), | -11.5% (YTD) |
2月第4週(22-26日)の日経平均株価は週間で1.4%高の1万6188円41銭で引けた。週間で続伸したのは、ことしはじめてであった。1万6000円を中心に、狭いレンジで取引されていたが、週後半は米国の経済指標が好調で為替がドル高円安方向に動き、株価も上昇した。
27日、上海で開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会議では、外為市場の安定に対しては各国で緊密に協議することで合意するとともに、通貨の切り下げ競争を回避するとの共同声明が発表された。予想通り、大きなサプライズはなかったが、各国が世界経済に対して危機感を共有して対応する姿勢を示したことは、株式市場には追い風になるだろう。
●G20声明 市場に一定の安心感 週明け値動きに注目
http://mainichi.jp/articles/20160228/k00/00m/020/093000c
●G20:通貨の競争的切り下げ回避あらためて確認−緊密に協議へ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O36Q4S6K50Y401.html
経営不振に陥っているシャープが、台湾メーカーのホンハイ傘下に入ることで調整していたが、24日にシャープ側が新たに3000億円程度の偶発債務があることを示し、最終契約は期限が延長されることになった。これを受けて、シャープ株は再び下落している。
●シャープとホンハイ 最終契約の期限延長へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160227/k10010423491000.html
●鴻海のシャープ買収、4年越しの念願かなう直前に待った
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O350FD6JTSE801.html
3月第1週は米ISM製造業景況指数や米地区連銀経済報告(ベージュブック)、週末の米雇用統計など、アメリカで重要指標の発表が相次ぐ。また、1日はスーパーチューズデーで、大統領選挙の予備選・党員集会等が一斉に行われる。中国では5日から全国人民代表大会(全人代=日本の国会)が開幕し、中国経済の減速に対して、何らかの経済政策が打ち出される見通しだ。
国内では、マイナス金利政策のコーポレートファイナンスへの影響に注目したい。さっそく、日産自動車が大規模な自社株買いを発表している。こうした金利が極端に低下する環境では、株主に配当を払うよりも、銀行から実質無利息で資金を借り、自社株買いをすることが有利になる。
25日には、パナソニックが増配を発表し株価が上昇したが、配当には税金もかかるため、理論的には、自社株買いのほうが優れた株主還元策である。日本の企業は、積極的に自社株買いを行うべきだろう。
●日産、自社株買い4000億円 株主還元を強化
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O33IXB6K50YO01.html
●パナソニック4円増配 16年3月期末配、財務改善で還元強化
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLZO9771098025022016DTA000
●日本の大企業の経営者はファイナンスの教科書ぐらいは読んだ方がいい(2012年11月15日)
http://agora-web.jp/archives/1500868.html
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/2/19-2/26)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/2/19-2/26)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資
イールドカーブ(2016/2/26)
出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2016/2/19-2/26)
出所: セントラル短資
外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/2/19-2/26)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
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今週のマーケット・イベント
2月29日(月):
日1月鉱工業生産(速報)
外国為替平衡操作の実施状況公表
ユーロ2月消費者物価(速報)
米2月シカゴ購買部協会景気指数
米1月中古住宅販売仮契約
3月1日(火):
日1月労働力調査・有効求人倍率
日1月家計調査
日10-12月期法人企業統計
中国2月製造業PMI
ユーロ圏1月失業率
米1月建設支出
米2月ISM製造業景況指数
米大統領選挙スーパーチューズデー
3月2日(水):
日2月マネタリーベース
ユーロ圏2月製造業PMI(確報)
米2月ADP雇用統計
米ベージュブック
3月3日(木):
中国2月財新PMIサービス業
ユーロ圏2月サービス業PMI(確報)
ユーロ圏1月小売売上高
米2月ISM非製造業景況指数
米1月製造業受注
3月4日(金):
日1月毎月勤労統計調査
米2月雇用統計
米1月貿易収支
3月5日(土):
中国全国人民代表大会(全人代)開幕
3月6日(日):
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