はじめてスターバックスに行ったときに、サイズの選択で困った経験はないだろうか。
私はスタバでサイズを聞かれて困ったことがある。
スタバのサイズは「S・M・L」ではなかったからだ。
スタバの「short(ショート)・tall(トール)・grande(グランデ)・venti(ベンティ)」となっている。
メニュー表にはカタカナ表記がなく、アルファベットによる表記のみだ。
スタバとはあまり縁のない田舎町で生まれ育った私が初めてスタバに入ったのは大学生のときで、そのときはS・M・Lでなく戸惑ったものの、まあ受験英語ができれば当然問題ないレベルなので難なく答えることができた。
そんな経験がある。
先日の出来事。
スタバの春限定メニューでも飲もうかと思って並んでいたら、前にいた中学生であろう女の子二人組が何だか戸惑っていた。
なんだろうと思って耳を傾けてみたら、どうもサイズがS・M・Lでないことに困っているらしい。
嗚呼、なんて微笑ましい。
マクドナルドよりも少し背伸びしてスターバックスに来てみた…という感じだろう。
嗚呼、とても微笑ましい。
英語が苦手なのか、shortとtallの読み方にも自信がないようだ。
嗚呼、ちゃんと勉強しろよ微笑ましいなあ。
そして彼女たちが注文するときが訪れた。
何をどのサイズでどう注文するのかニヤニヤしながら見守るしかできない。
「キャラメルフラペチーノ え、えすサイズで」
えすサイズぅううううう!
いただきましたああああああ!
あああああ微笑ましい!
そのあと店員は「ショートサイズですねぇ」と慣れた感じで会計を進めていき、親切にサイズの読み方と大きさを説明していた。
初めて来ると分からないもんだよね。
ちなみにこのあと私はドヤ顔で「さくらブロッサム&ストロるベリーラテ」と痛恨のミスを犯し、店員からニヤッとされてしまうのはまた別の話。
余談だが、shortとtallは英語で、grandeとventiはイタリア語。
grandeは「大きい」という意味で、Ventiは「20」を表す語で量が20オンス(約590ml)だからVentiとなっている。
おしまい。