成果主義って、色々難しいとは思いますけれど、正しく評価できるならもちろん良い事だと思います。でも「成果」ってなになのでしょう?
前回、「成果主義」について愚痴りましたが、「成果主義」自体は良いことだと思うのです。やり過ぎると凄いギスギスした世界になりそうですが。
ところがうちの会社はこの「成果」を豪快に取り違えているのではないかと思うのです。うちの会社は地方のいわゆるSIerなのですが、なんと今時「生産性を計測する」とか言い出して、コードのステップ数や作成した仕様書枚数を毎日記録する事になりました。
昭和か!
さすがにこんなIT企業もう絶滅寸前だと思いますが、うちは新たに始めました!New!
説明するまでもありませんが、たくさんコードを書いたからとか、たくさん仕様書を書いたからといって、たくさんお金を払ってくれるお客さんはいません。30年くらい前は1ステップいくらという目方でドンの時代もありましたが。
成果とは、
「その仕事で生み出した価値」
だと思うのです。
言ってしまえば、より少ないコードで、より少ない仕様書枚数でお客さんが満足する価値を創り出せる人が「成果」を上げられる優秀な人となると思うのです。
でも結局今時「目方でドン」です。コードや仕様書だけではありません。どれだけ会社にいたかもみんなで競い合っています。夜遅くまで会社にいる人は自動的に「稼働時間」という「成果」をあげる事になります。一応会社の方針としては残業時間の削減は掲げられているのですが、現場の管理職がそう思っているようにとても思えません。
そんな「目方でドン」で「成果」を判定するのであれば、管理職なんて必要ないのですよ?と言うことに、これらを決めた意識高い系の管理職の方々は気が付いているのでしょうか?ちなみにうちの会社の管理職は、文字通りの「管理職」で新しいビジネスを切り開いたりはしませんので、「目方でドン」なら本当に必要ないと思います。
「日本は長時間労働で有名なのに生産性は先進国でドベ」とよく聞きますが、そりゃこんなんだから当然ですよね。
あと、このすばの、めぐみんちゃんってセリフの独特のイントネーションが良いですよね。アクア様を泣かせたカズマ氏を諭す「遠慮無く本音をぶちまけると、たいがいの女性は泣きますよ」の「泣きますよ」のところが好きです。
この素晴らしい世界に祝福を! 第4話より