【特集】いまさら聞けない「ガルパン」の魅力 ― ファンの心をグッと掴んで離さない“魅せ方”とは
「黒森峰女学園」の西住まほ
メインキャラクターとなる「あんこうチーム」の5人が揃って、それぞれの役割が決まる第3話。「聖グロリアーナ女学院(英国系)」「プラウダ高校(ロシア系)」「黒森峰女学園(ドイツ系)」など、ライバル校のキャラクターやバックストーリーが出てくると、これまで「大洗女子学園」だけだったガルパンワールドがちょっとずつ広がっていきます。
するとまぁ誰もが好きなキャラ、いわゆる「推しキャラ」っていうのができてくるのがアニメの常。筆者は「好きなキャラを一人、選べ」と聞かれたら、迷わず「秋山優花里」の名をあげます。あの自分が好きなものに対してまっすぐな姿勢がとても好きです。
特にテンションが上がってしまって「ヒャッホーゥ!最高だぜー!」とパンツァーハイな姿を見せてしまったシーンなんてもうね。抱きしめて髪をグッシャグシャにしてやりたいくらいカワイイです。やっぱり秋山殿は最高だぜー!ヒャホーゥ!
「プラウダ高校」のカチューシャ
しかし、2度3度とシリーズを視聴しているうちに、ふと気が付くとプラウダの隊長・カチューシャが愛おしく思えてきて、毎戦必ず観戦にくる聖グロの隊長・ダージリンさんの態度が好きになってきて……といった具合に、いつの間にか全員好きになっちゃうんですよね。いやー、不思議です。(笑)
「聖グロリアーナ女学院」のダージリン
これ、私だけかと思っていたら、最近になってガルパンおじさんと化した知人も「オマエもか」という感じで、初期からずっとガルパンおじさんだという知人も「そうだよな。そうなっちゃうよな」という反応が返ってきてまた不思議。たぶん「嫌い」になるような要素を持つキャラがひとりもいないのが要因なのだろうと思うのですが、他のガルパンおじさんたちはどうなんでしょうね。
このコメントをルール違反として編集部に通報します。よろしいですか?
このアニメ、「戦車道」という斬新な世界観(笑)の基で、女子校生たちが戦車戦を繰り広げるというものですが、「名門校から無名校への謎の転校生(訳あり)」とか、「強豪校との対戦に備えて、新戦力の投入でパワーアップ」「栄冠をかけて古巣との最終決戦」など、「アタックNo.1」や「キャプテン」以来の、「燃える」要素をしっかりと取り入れて作られています。
しかし、何と言っても素晴らしいのは、戦車の物語というと「戦争」で多くの人が死ぬのがお約束でしたが、このアニメでは「戦車道」で人が死ぬことはないということだと思います。
戦争に使われることのない戦車が、なんと素晴らしく、いとおしいことでしょうか。
ガルパンはいいぞ
素敵な紹介をありがとうございました。
久しぶりにテレビシリーズを見返したくなりました。