不満も政治の活力に　シールズ関西、京都で催し

政治参加などをテーマに意見を交わす「ＳＥＡＬＤｓ（シールズ）関西」のメンバー（京都市左京区・ＭＥＴＲＯ）

　関西の大学生らでつくる「ＳＥＡＬＤｓ（シールズ）関西」は２４日、選挙をテーマにした催しを京都市左京区のクラブ「ＭＥＴＲＯ（メトロ）」で開いた。メンバーの対談のほか、中野晃一上智大教授の講演もあり、市民の政治参加や野党共闘について意見を出し合った。

　シールズ関西主催の「ＳＡＬＯＮ」の２回目として京都では初めて企画し、約８０人が参加した。

　対談には龍谷大３年の邊玲奈さん（２１）、和歌山大３年の服部涼平さん（２２）、神戸大大学院２年の塩田潤さん（２４）が参加した。市民の政治参加について「怒りや不満も政治の活力になる」「政党の理念や政策が分からない人も多い。市民と政治家をつなぐ回路が必要」などと語り合った。

　中野教授は講演で、参院選に向けて焦点となっている野党共闘について「改選１人区での共産党の候補取り下げは、リスクがある中での勇気ある決断。候補者を一本化し、明確な対決構図を示せれば意味のある選挙になる」と述べた。

【 2016年02月24日 22時38分 】