普天間移設、2年遅れ25年に
米司令官表明、基地固定化懸念も
2016/2/24 11:02
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場(中央)と周辺の住宅地=2015年10月 【ワシントン共同】ハリス米太平洋軍司令官は23日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について従来の計画よりも「2年少し遅れている」と指摘し、「現時点では2025年になるとみている」との見通しを表明した。上院軍事委員会の公聴会で証言した。
移設時期の新たなめどについて米軍幹部が公式に表明するのは初めて。辺野古の代替施設への移設が普天間飛行場返還の前提条件になっているため、返還も25年にずれ込む見通しで基地固定化への懸念が出そうだ。
米側は海兵隊の配備計画も既に25年の移設を目指したスケジュールを設定している。