自民、候補者選定進まず
宮崎謙介元衆院議員が女性問題を巡り辞職したことに伴う衆院京都3区補選について、自民党の谷垣禎一幹事長と西田昌司・京都府連会長(参院議員)が27日、京都市内で会談した。候補擁立に難色を示す谷垣氏と、擁立を強く主張する西田氏の間で話はまとまらず、記者会見した西田氏は「引き続き候補の選定を進める」とした。しかし、補選の告示が4月12日(24日投開票)に迫る中、具体的な候補者絞り込み作業は進んでいないという。
西田氏によると、谷垣氏は党本部が擁立に慎重であることを改めて伝えた。これに対し、西田氏や同席した自民党の京都府議らから「厳しい選挙であっても擁立すべきだ」との声が相次いだ。
同補選では、民主党が泉健太衆院議員(比例近畿)の公認を内定している。【土本匡孝、野口由紀】