photo by Www.CourtneyCarmody.com/
今回も「てかげん」に生かされる楽観
季節が冬から春に変わりそうになると必ず高熱の伴った風邪をひく。インフルエンザの検査をして陰性になる。これまでもインフルエンザの予防接種をしたことがないし、なったこともない。偶然が続いたジンクスにすぎないとは分かっているのだけど、トムとジェリーのじゃれあいのような安心感がある。
スーパーロボット大戦には「てかげん」という精神コマンドがあって、攻撃対象のHPを必ず10残すという効果がある。思えばどんなに体調が悪くなっても、最終的には「てかげん」をされて状況が改善されるという期待というか甘えのようなものがある。ゼウス・エクス・マキナ。
「てかげん」の揺らぎ
だけど、高熱に冒されてぐるぐると回る部屋の天井を眺めながら自分自身の体力にそこまでの信頼がもてなくなってきた。気狂いであれ、寝たきりであれ、死であれ。「これ以上悪くなったら」ではなく、「この状態が続いただけ」だとありありと感じられる。回復をしなければ終わりだ。トムとジェリーにまつわる都市伝説にこんなものがある。
主にネットに広まっている内容としては、トムが死んだ後のジェリーの物語。トムが死んでしまい面白くないジェリーは他の猫にいたずらを仕掛ける。ところが他の猫はジェリーのいたずらに本気で激怒。ジェリーはトムとしてきたように一目散に逃げるが、追いつかれ逆襲に会い死ぬ。そしてあの世でトムに会いまた仲良く喧嘩するという物語。
猫が鼠にしてやられるのは「てかげん」があったから。「てかげん」されていることを忘れたり、「てかげん」されることを織り込むほどに死の影が近寄る。ウィルスが「てかげん」をする根拠なんてどこにもないのに、今回の風邪もきっと夜更け過ぎに花粉症に変わるだろうと思い込む。
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