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イスラエル軍 休暇中の兵士にも武器携帯を指示2月23日 20時22分
イスラエル軍は、パレスチナ人による襲撃事件が続いていることを受け、兵士が3日以上の休暇を取る場合も自動小銃などの武器を携帯するよう指示し、軍が緊張状態の長期化を見込んでいることを裏付けた形です。
イスラエル軍のアイゼンコット参謀総長は22日、3日以上の休暇を取る兵士に対し、これまで休暇中は所属する部隊が管理していた自動小銃などの武器を、休暇中でも兵士自身が常に携帯するよう指示しました。
今月18日には、ヨルダン川西岸の占領地にあるスーパーマーケットで、休暇中の兵士がパレスチナ人にナイフで刺されて死亡する事件が起き、今回の指示は、この事件を受けた措置だとみられています。
去年10月にエルサレムの聖地を巡って対立が激化して以降、ヨルダン川西岸などでは、パレスチナ人がナイフや車でイスラエルの兵士などを襲う事件が後をたたず、この4か月余りでイスラエル人28人が死亡しました。この間、事件現場で兵士に射殺されるなどしたパレスチナ人は少なくとも160人に上ります。
一連の襲撃事件は、組織的な犯行ではなく、占領下で抑圧されたパレスチナ人の若者たちが衝動的に起こしたとみられており、今回の判断は軍が緊張状態の長期化を見込んでいることを裏付けた形です。
今月18日には、ヨルダン川西岸の占領地にあるスーパーマーケットで、休暇中の兵士がパレスチナ人にナイフで刺されて死亡する事件が起き、今回の指示は、この事件を受けた措置だとみられています。
去年10月にエルサレムの聖地を巡って対立が激化して以降、ヨルダン川西岸などでは、パレスチナ人がナイフや車でイスラエルの兵士などを襲う事件が後をたたず、この4か月余りでイスラエル人28人が死亡しました。この間、事件現場で兵士に射殺されるなどしたパレスチナ人は少なくとも160人に上ります。
一連の襲撃事件は、組織的な犯行ではなく、占領下で抑圧されたパレスチナ人の若者たちが衝動的に起こしたとみられており、今回の判断は軍が緊張状態の長期化を見込んでいることを裏付けた形です。