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ASEAN外相会議 中国に深刻な懸念表明2月27日 21時25分
ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議が27日、ラオスで開かれ、各国が領有権を主張する南シナ海の島で、中国が軍事的な動きを活発化させていることに深刻な懸念を表明するとともに、平和的な解決に向けたルール作りを急ぐ考えで一致しました。
中国とASEANの一部の国の間には、南シナ海の島々の領有権争いがあり、中国は南沙諸島(スプラトリー)諸島に造成した人工島に新たにレーダー施設の建設を進めるなど、軍事的な動きを活発化させています。
ラオスの首都ビエンチャンで開かれたASEAN外相の非公式会合では、こうした情勢について意見が交わされ、「南シナ海で最近進行している状況について深刻な懸念を表明する」とした議長報道声明を発表し、中国を名指ししてはいないものの、中国の軍事的な動きをけん制しました。さらに、この海域や空域での航行と飛行の自由を維持する重要性を確認するとともに、問題の平和的解決に向けて、中国との間で法的な拘束力を持つルール作りを急ぐ考えで一致しました。
会議に参加したフィリピン外務省の高官は記者団に対し、「今、起きている軍事化や土地の造成などについて懸念を示すために議論した。ASEANで結束した意見を発することが重要だ」と述べました。
ラオスの首都ビエンチャンで開かれたASEAN外相の非公式会合では、こうした情勢について意見が交わされ、「南シナ海で最近進行している状況について深刻な懸念を表明する」とした議長報道声明を発表し、中国を名指ししてはいないものの、中国の軍事的な動きをけん制しました。さらに、この海域や空域での航行と飛行の自由を維持する重要性を確認するとともに、問題の平和的解決に向けて、中国との間で法的な拘束力を持つルール作りを急ぐ考えで一致しました。
会議に参加したフィリピン外務省の高官は記者団に対し、「今、起きている軍事化や土地の造成などについて懸念を示すために議論した。ASEANで結束した意見を発することが重要だ」と述べました。