まずは、先日放送させて頂きましたAmebaFRESH!さんの生放送
「激論!長谷川豊の本気論、本音論TV」 by長谷川豊公式チャンネル
をご覧いただきました皆様、本当にありがとうございました。2月27日夜8時現在、すでに3万人近い方がご視聴いただけたとのこと。心よりうれしく思います。

多くの方々から「よく分かった」「面白かった」というお誉めの言葉をいただきました。特に多かったのが「ブログで言葉が足りない部分を十分に理解することが出来た」というお声でした。
そうですね。
大変申し訳ないのですが、私たちはテレビに出ている時間だけ働いているわけではありません。テレビに映っている部分は、本当に一瞬だけなのです。
10も取材して15も取材して…その中の1か2を出すのがテレビでして、残りは悔しいですが全部捨てていってしまいます。私はそのことがとても残念でした。なので、フリーになっていろんなことを発信していきたいと考えるようになりました。

とは言え、言いたいことをすべて言い始めますと、一つのテーマにつき8万文字とか10万文字とか必要になってきてしまうんです。かたっ苦しいデータを乱用し、こうだからあー、あーだからこう、と言われても、皆さん、読んでられないと思ったのです。
なので、放送中にも話した通り、私のブログは基本的に3000文字に収まるように書いています。これは、通常の方々が電車の1駅の間にさらっと読める分量です。

出来るだけ多くの方々の目に留まるように、私が伝えたいことは出来るだけ煽って出来るだけ目につきやすいように見出しを付けます。それが目障りに感じる方もいるでしょうが、私は「問題は一人でも多くの方に一緒に考えて頂かなければ全く意味がない」と信じているので、ちょっと失礼にあたるような表現でも濫用しようと考えています。

サイバーエージェント社の方からは「ぜひレギュラー化を」とご提案いただきましたので、少し丁寧にブラッシュアップしていこうと考えています。その際はまた告知しますね。

日本の少子化対策は間違っていたことを認めるべきだ

さて、少子化問題に関してたくさんのお話をしてきました。これでも自分の中ではまだまだ話足りないことが多いのですが、少子化問題は日本の未来のために何が何でも改善しなければいけない問題だ、ということは少なくない方が感じ始めてくれていると思います。

ではどのように改善しようか?という事なのですが、実際に日本政府が「少子化問題」に取り組み始めた1990年代前半から
全くと言っていいほど結果を出せていない
のです。そうです。今、日本で叫ばれている「少子化対策」は「間違っている」のです。私の放送をご覧にならなかった皆さんもよく考えてください。

もしあなたが100キロのダンベルを持ちあげたい、と思ったとしましょう。
その目的のために毎日、腕立て伏せを始めました。
あなたは100日後に、100キロのダンベルは持ち上がらなかったとしましょう。

でも…

今まで15キロのダンベルしか持ち上がらなかったあなたは今でも15キロしか持ち上がらないでしょうか?
いいえ。
必ず、30キロくらいは持ち上がることでしょう。

このように「ずれていなかった」り「間違っていな」ければ、目標まで達成は出来なかったとしても、確実に「何らかの改善」は見られるものなのです。
しかし、1990年代前半からもう20年以上にわたって同じ方向で、ウソだらけの「少子化対策」が講じられてしまっているために、日本は「全く少子化傾向に歯止めをかけられていない」のが現実なのです。簡単です。今まで言われてきたような

「働く女性を少しでも楽にしましょう」的な政策は「少子化対策」にはならないからです。

保育所もそう。イクメンの普及もそう。それ自体は否定しませんが、全く問題解決にならないのです。

フランスやノルウェーの例を挙げるなど、愚の骨頂

少子化問題を考えるうえで、良くフェミニズム全開パワーの人たちが掲げるのはフランスやノルウェーの例です。あれらの国を見て
「女性が社会進出してる国は少子化じゃなくて~」
「イクメンが多い国は少子化じゃなくて~」
と叫び続けているんですが、それらの方々は完全に勉強不足の嘘つき軍団だ、ということを皆さんはぜひ理解しておいてください。

フランスはN分N乗方式をはじめとする「お金で子供を買う政策」とまで揶揄される大胆なばらまき政策を行っています。そうです。フランス式は世界各国にてしっかりとした結果を出しています。少子化対策に金をばらまくのは間違いなく有効です。

しかし、そんなこと、日本で出来ますか?この借金まみれの国で。
ちなみに、フランスと同レベルの少子化対策を国の予算で行おうとした場合、ある試算では、日本は毎年16~20兆円という天文学的な予算を組まなければいけないことが分かっています。

政策とは、現実的な提案をしていかなければいけないのです。いくら何でも非現実的です。フランスの話は全く論理的に飛躍しているだけではなく、的を射ていないのです。

もっと情けなくなるのがノルウェーやスウェーデンなどの北欧諸国の例を挙げてくる意味不明な人達です。ノルウェーは全収入の55%~60%を国に搾取されています。

ええ。

日本でもこれだけ税金を取れば、明日にでも少子化対策くらい出来ますが何か?そんなの、消費税を5%から8%に上げただけであれだけ騒ぐ国で出来るとでも思ってらっしゃるんでしょうか?こちらももはやただの夢物語です。
日本は、この20年以上、フランスやノルウェーといった現実的では全くないただの「憧れ」を例に挙げて中途半端な全く意味のない少子化対策をし続けてきたのです。

日本が目指すべきは本物の「教育」の再生だと思う

日本はこれだけの借金をしています。そして経済は「資本主義社会」というルールを採用しているのです。ノルウェーやフィンランドなど、現実的にはほとんど社会主義国なのです。資本主義国である日本がどうやったら少子化に対抗できるのでしょうか?
私は、仮に日本が「現実的に」少子化に対抗できる手段があるとすれば…それは「教育」の改革だと思っています。

まず、日本という世界最高の国をちゃんと「誇り」に思う気持ち。
そして、その国に生まれた幸せをかみしめ、自分だけではなく「周りに・人のために」動く人間を作る教育。

男性陣も女性陣も意識の改革が必要だと思うんです。

まず、男性陣。
子供は夫婦の宝です。子供は二人で育てるものです。家事も同じです。二人で行うものです。分業はあってもかまいません。男も女もないのです。夫婦で一つです。夫婦でするのが子育てや家事なのです。それをちゃんと教育し直すべきです。
育休を取ればいいのではないのです。
制度ではなく、意識を変えなければいけないのです。
古くより、日本の男性は「日本男児」という言葉があるように、世界中で誰よりも女性と子供を大切にする男たちでした。しかし、戦後、男たちが社会のために働き続け、戦後の復興を支えていく中で、育児が母親に偏ってしまいました。母親に日本男児の心は伝えられません。何故なら我々男性は

女性と子供のために死ぬ存在だからです。

そんなこと、戦前は当たり前の価値観だったのです。その、大切な女性を何があっても大切にするのだ、という意識を、もう一度再教育するべきです。

そして女性陣。
働く女性がすべて正しく、専業主婦が税金を納めていない、などとバカにされているこの風潮を改めるべきです。
その考えは完全な間違いです。先ほど述べた通りで、専業主婦と夫は「一つ」です。夫婦で「税金」をちゃんと納めています。専業主婦が家庭を守ってくれているから、我々も働けているのです。ものすごい金額、納税しているのです。働く女性も専業主婦も、みんな社会を支えているのです。安倍政権を支持している私にとって、今の安倍政権で最も納得の出来ない部分が
「女性の輝く社会」
という言葉です。別に社会に出て働いていなくても、女性は輝いています。公園で子供たちを遊ばせている、夜、子供たちに本を読んであげている女性たちも十分に輝いています。

バカか、と言われても
やーい、逆張り芸人~とバカにされても

それでも私は言いたい。女性も男性も、もっと早く結婚すべきです。そして、子供が出来たらまずは「子供を最優先で」考え生活すべきだと思います。子供を産んだ、それが大人の責任だと私は思うのです。特に女性陣、人間と偉そうなことを言っても所詮はアニマルです。出産をするのに適切な年齢というのは、生物学的に確かに存在する。時代遅れと言われても、それでもはっきり申し上げたい。

25歳くらいまでには結婚して欲しい。

そして子供を産むべきだ。後になればなるほど、出産だけなら何とかなるが、子育てはきつくなると思う。


昭和の時代の価値観をバカにするのは勝手だと思います。
昭和の時代を時代遅れだと嘲笑することは自由だ思います。

でも、私は言いたい。

昭和の時代の、ろくな家電製品も整っていなかったあの時代の…無理をしてでも男性陣は「君のために、僕は死ねる!」と断言できた、あの戦前の時代の日本人の方が、私はカッコいいと思う。スマホをいじって世界とつながってる気がしている若者たちに言いたい。

「男に生まれた以上、幸せになどなろうと思うな!」と竹刀で血が出るまで殴られたあの時代に、本物の男はいたと思うのです。

日本の男性が、本物の日本男児の心と行動を取り戻したとき、アメリカやアメリカに洗脳され切ったみんなは嫌がるでしょうが、それでも女性陣は思ってくれると思うんです。「この人の子供なら産んでもいいかも知れない」と。

それ以上に確かな「少子化対策」なんてあるでしょうか?