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北方領土ビザなし交流 約830人参加へ
2月26日 5時37分

北方領土ビザなし交流 約830人参加へ
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北方領土の元島民と今のロシア人住民が相互に訪問するビザなし交流について、ことしはおよそ830人が参加することになり、日本側としては、領土問題の解決に向けて市民レベルでの議論を深めたい考えです。
日本とロシアは北方領土問題の解決に向けて互いに理解を深めようと、平成4年から毎年、元島民と今のロシア人住民が相互に訪問するビザなし交流を行っています。
この事業について、日本とロシアの代表者がことしの計画を話し合う会議が、25日、ロシア極東の都市ユジノサハリンスクで開かれました。
その結果、元島民などの北方領土への訪問は9回で520人とするほか、ロシア人住民の北海道などへの受け入れは6回で309人とすることで合意し、例年並みの合わせて829人が参加することになりました。
ビザなし交流を巡っては、参加者たちが訪問先で領土問題を議論する対話集会がロシア側の意向で近年行われなくなったことなどから、形骸化が指摘されていて、日本側としては、本来の目的である領土問題の解決に向けて市民レベルでの議論を深めたい考えです。
会議に出席した、北方領土の元島民たちで作る千島歯舞諸島居住者連盟の早坂英樹事務局次長は、「領土問題に対して相互理解を深めることが大事だ。交流を積み重ねていけば、いろいろな土壌ができてくると思う」と話していました。

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