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米軍司令官 南シナ海での航行の自由作戦強化を
2月25日 12時56分

米軍司令官 南シナ海での航行の自由作戦強化を
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南シナ海で軍事的な動きを活発化させる中国に対して、アメリカ太平洋軍の司令官は、中国が造成する人工島の周辺など実効支配を強める海域で、海軍の艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を強化する方針を改めて示しました。
アメリカ太平洋軍のハリス司令官は24日、議会下院の公聴会で、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に造成する人工島で、新たにレーダー施設の建設を進めるなど軍事的な動きを活発化させていることへの対応などについて証言しました。
この中でハリス司令官は、人工島の周辺などで海軍の艦艇を航行させる「航行の自由」作戦について、強硬な海洋進出を進める中国への対応策の1つだと強調したうえで、「今後、さらに実施していく」と述べ、中国が実効支配を強める海域で作戦を強化していく方針を改めて示しました。
また中国の軍事力の増強に対応するためには、敵に気付かれずに打撃力を発揮できる潜水艦が極めて重要だと指摘したうえで、グアムなどを拠点としている原子力潜水艦の追加配備や、ステルス性能を備えた最新型の駆逐艦のアジア太平洋地域での運用なども、将来的には可能な選択肢だという認識を示しました。

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