各社MVNO(IIJmio、b-mobile、BIGLOBE、So-net)の代理店として「格安スマホ」を販売してきたイオンモバイル(別名:イオンスマホ)。
そのイオンモバイルが、2016年2月26日からイオンモバイル自身がついにMVNOとなり、イオンモバイルが消費者へSIM+スマホを直接販売することになりました。
格安SIM市場が拡大する中、イオンモバイルはどのような新サービスを打ち出してきたのでしょうか。新サービスの内容やメリット・デメリットをまとめてみます。
イオンモバイルSIMの驚くべき特徴5つ。
まずはイオンモバイルの大きな特徴を見てみましょう。後発のMVNOとあって、ユーザーが求めていた部分に手が届くサービス内容になっています。
1:解約時違約金なし=最低契約期間なし!
これには驚きました。ソフトバンク・ドコモなどでおなじみの「2年縛り」。格安SIMにも「1年縛り」の風習が多い中、イオンスマホは「全プランで解約時違約金なし」。つまり、最低契約期間という縛りがありません。
お試しで使ってみたいけど、最低契約期限があるのは嫌だなぁと思っていた方にちょうど良いかと思います。
2:29種類のプラン数!格安SIMの中でも低価格な料金体系。
料金プランは29種類。高速データ通信を1ヶ月1GB利用できる月額480円(税別、以下同)の「データ専用プラン」が最安値で設定されています。
その他に、音声通話付きプラン(利用可能月間データ通信量:0.5GB~50GB)、複数SIMカードでデータ容量を共有できる「音声通話付きプラン」(利用可能月間データ通信量:4GB~50GB)が用意されています。
驚くべきは、高速通信可能な50GBプランが用意されていること。イオンモバイルは「MVNO事業者としての新たな取組」としていますが、たしかに格安SIMの中ではかなり特異な存在です。料金については、次の章で表にしてありますので、そちらをご覧ください。
3:全国イオン213店舗で、アフターサービスを受けられる。
格安SIMを初めて使う人にとって、アフターサービスしてもらえるのが実店舗ではなくWEB上のみということに漠然とした不安を抱く方も多いようです。イオンは全国に213店舗あり、そこで故障修理の受付や登録情報の変更、解約手続きが出来ます。
万が一、初期不良が発生した場合は店頭で、新品端末に交換対応させていただきます。(販売から1カ月以内に限ります)
と不良品交換も店舗ですぐに対応してもらえるので、イオンモバイルは、WEB上でのサービス対応になりがちな格安SIM業界の中では安心感あるMVNO事業者といえるでしょう。
4:MNP可能。
もちろん、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)対応。現在使用中の番号をそのまま、auやドコモから転入することも可能です。
5:イオンスマホは、初期設定済み。
通常、MVNOでセット販売されている「格安スマホ+SIMカード」は、送られてきてから自分で設定するものなのです。しかし、これが結構めんどう。初めて格安スマホを買った際に、初期設定するために1時間・2時間費やしてしまった、という話をよく耳にします。
しかし、イオンスマホは初期設定して格安スマホを出荷してくれるので、通信に必要なSIM設定を自分でする必要がありません。端末を購入後、手間ナシですぐに使うことができます。
では、イオンSIMやイオンスマホの料金体系はどのようになっているのでしょうか。
イオンモバイル、料金体系は?
SIMカード
高速データプランの詳細と料金については下記の通りです。
通信容量 | 音声プラン | データプラン | シェア音声プラン |
---|---|---|---|
0.5GB | 1,180円 | ― | ― |
1GB | 1,280円 | 480円 | ― |
2GB | 1,380円 | 780円 | ― |
4GB | 1,580円 | 980円 | 1,780円 |
6GB | 1,980円 | 1,480円 | 2,280円 |
8GB | 2,680円 | 1,980円 | 2,980円 |
12GB | 3,280円 | 2,680円 | 3,580円 |
20GB | 5,980円 | 4,980円 | 6,280円 |
30GB | 7,980円 | 6,980円 | 8,280円 |
40GB | 10,800円 | 9,980円 | 11,100円 |
50GB | 14,800円 | 13,800円 | 15,100円 |
シェア回線のプランについては、音声通話SIM(1枚)にデータ通信SIM(2枚)がついてきます。通信容量を3枚のSIMで分けられるので、複数の端末で運用が可能です。
音声通話SIMへの変更は+756円/枚、SMS付きへの変更は+151円/枚となっています。しかも、容量繰り越しが翌月まで可能なので、通常使うデータ容量より1ランク上のプランを契約しておくのも良いかもしれません。
スマートフォンセット (本体+SIM)
スマートフォン名 | 会社 | 本体価格 |
---|---|---|
KYOCERA S301 | KYOCERA | 29,800円 |
ARROWS M01 | FUJITSU | 29,800円 |
arrows M02 | FUJITSU | 34,800円 |
AQUOS SH-M02 | SHARP | 44,800円 |
VAIO Phone VA-10J | VAIO | 48,000円 |
Xperia J1 Compact | ソニーモバイルコミュニケーションズ | 54,000円 |
欲を言えば、もっと最新機種も取り入れてほしい気もしますが、ハイスペック端末まで取り揃えているので、この価格であれば充実のラインナップといえるのではないでしょうか。
(現状、公式サイトのスマートフォンセットが申込停止伴い、表示されていません。そのため、今回は本体代金のみ記載しておきます。また販売開始され次第、追記していきます。)
2016年3月31日まで、キャンペーン中!
2016年2月26日からリスタートを切ったイオンモバイル。今なら2016年3月31日までの期間限定で『2GBプラン特別価格キャンペーン』『スマホ&ルータ特別価格キャンペーン』を行っています。
音声2GBプラン | (通常料金1,380円)980円/月 |
---|---|
データ2GBプラン | (通常料金780円)480円/月 |
ARROWS M01 | (通常料金29,800円)14,800円 |
WiFiルータ | (通常料金25,920円)19,800円 |
上記4点が特別価格で提供されているので、ぜひこの機会にイオンSIMを試してみてくださいね。下記サイトでは料金シュミレーターが提供されています。現在のスマホ代と比べていくら安くできるのか即時チェックしてみると、結構驚きの節約額が出てくると思いますよ。
以上、「最強のMVNO誕生!イオンモバイルSIMの特徴やメリット・デメリットをまとめました。」でした。