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【プロ野球】

ラミちゃん流 爆笑打ち上げ 上田コーチに損害賠償請求!?

2016年2月27日 紙面から

手紙を読み終えラミレス監督(左)の握手を拒否する上田佳範コーチ=宜野湾で(園田高夫撮影)

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 ラミちゃん流は明るく楽しく! DeNAが26日、大爆笑の中で、宜野湾キャンプの全体練習を打ち上げた。アレックス・ラミレス監督(41)が上田佳範外野守備走塁コーチ(42)をコーチのキャンプMVPに指名。その上で損害賠償を請求する絶妙なジョークで、笑いの渦を巻き起こした。

 指揮官はMVPに投手で今永、野手で飛雄馬を挙げた後、昨季まで中日でコーチを務めていた「ウエダサン」を輪の中心に招く。きょとんとする上田コーチに「私は日本語が読めないので読んで」と文書を手渡した。それが「損害賠償請求」。インフルエンザで第3クールを休んだこと、担当する外野手で主力の梶谷が故障離脱したことを責め「請求額は3000万円。3月1日の全体練習が始まる12時までに持参してください」と結んだ。大声で読み上げ「こども銀行の札束持っていきます」と返した上田コーチにナインは大爆笑。明るい雰囲気の中、三本締めで全体練習を締めた。

 ただ楽しいだけではない。監督として初のキャンプを「60点。継続性に欠けたが、今後何をすればいいか分かった。引き続き守備面を完璧に近づけていかなくては」と総括。「一番伸びたところはバントシフト。試合でたくさんやるプレーではないが、多くの練習機会を設けた」と地味な練習を成果に挙げた。

 現役時代のパフォーマンスさながらに明るく楽しい一方、きめ細かさを厳しく求める。相反する性質を併せ持つラミちゃんイズムでDeNAが浮上する。 (小林孝一郎)

 

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