野々村被告の保釈決定、次回4・25公判で結審
2016年2月26日21時19分 スポーツ報知
神戸地裁は26日、政務活動費をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われ、初公判後に勾留されていた元兵庫県議野々村竜太郎被告(49)の保釈決定を出した。地裁によると、野々村被告側が同日に保釈を請求。保釈保証金800万円は即日納付された。
野々村被告は昨年11月に予定された初公判を欠席。地裁は今年1月、強制的に出廷させる「勾引」の手続きを取った。地裁はさらに逃亡の恐れなどの理由で3月25日まで勾留することを決め、最高裁で確定した。
野々村被告は1月のやり直し初公判で「収支報告書に虚偽記載し、政活費の返還を免れたことは決してございません」などと起訴内容を否認。今月22日にあった第2回公判でも「記憶にありません」と繰り返した。次回公判は4月25日で、検察側の論告求刑などを経て結審する予定。
起訴状によると、野々村被告は日帰り出張を繰り返したなどとうその収支報告書を県議会に提出し、2011~13年度の政活費約913万円をだまし取ったとしている。