自宅はもちろん、勤務先や移動中でも出来る瞑想を紹介します
慌ただしい日々に追われている方でもシチュエーションに合わせて瞑想の効果を味わうことが出来るでしょう
瞑想はどのようにするものなのか、何を得られるのかは以下記事で簡単に説明しています。
目次
心のわだかまりを流す「トイレ瞑想」
トイレは実は瞑想を行う絶好のスペースです
オフィスや学校で一人になれる静かなところ、その唯一の場所です
洋式便座の蓋をしめて上に座れば気兼ねなく座禅に集中出来ます
足の裏はしっかりと床につけ、肩幅程度に開きます。ふとももが床と平行になっているとよりよいでしょう。目はつぶるか半目にし視線を斜め下にもっていきます
肩が前にせり出したり背中を丸めたりするのはよくありません。背筋を伸ばすことを意識しましょう
やらなければならないこと、なかなか思うとおりには行かない物事や人間関係から少しでも開放されるために5分ほど瞑想に時間を使ってみてはいかがでしょうか。トゲトゲした心もしずまり落ち着いた気持ちになれるはずです
一日の疲れを浴槽で癒やす「お風呂瞑想」
お風呂で行う瞑想も効果抜群です
半身浴にはデトックス効果や免疫力アップ効果などがありますが、あわせて瞑想を行うことでさらに相乗効果が期待できます。
湯船にすこしぬるめのお湯を張り、お風呂用の椅子を湯船に入れます
深く姿勢よく座り、脚はラクに投げ出します。背中をぴったりと湯船につけ、下腹を安定させます。この姿勢で瞑想をしてみましょう。
一日の疲れを癒やすとともに心身ともにリフレッシュできるでしょう
ちなみに正座での瞑想もおすすめです。普段なら脚がしびれてしまいますが、お湯の中なら浮力でラクにできます
どこでも出来る「立ち瞑想」
たとえば駅のホームで電車を待っている時、待ち合わせで人を待っている時など
すこしの空き時間を使って瞑想することが出来ます。
周囲の環境にとらわれがちですが、呼吸に集中することで充分に瞑想の効果が期待できます
基本の姿勢はあごをひき、肩の力を抜いて手をまっすぐに下ろし、足は肩幅ほどにひらきます
体重をつまさきにかけ、からだをやや前傾にします。つまさきに体重をかけると腰の座りが決まり自然と良い姿勢になります
腰は無理な力をかけずに落ち着かせ背骨をピンと伸ばします
目を半目にひらき視線を斜め下に向け、腹式呼吸に集中します。
立って瞑想、電車でも応用できます「電車瞑想」
立ってする瞑想は電車の中でも応用できます。
つり革を掴む時や手すりを掴む時に、ひじを90度程度に曲げ、立ち瞑想の姿勢を取ります。
揺れに合わせて少しだけつり革や手すりに頼るようにします
ダラリと体重をかけるのは身体にりきみが入り余計に疲れてしまいますし集中できないでしょう
ぐっすり安眠を手に入れる「寝瞑想」
仰向けに寝て呼吸をととのえる寝瞑想もおすすめです。
心身ともにリラックスができ、不眠の解消にも効果があります
眠れない時、時計の音が気になったり心配事や明日のことで頭がいっぱいになっていませんか
これは気になることに意識が集中しているために緊張が生じるからです
こういうときは心身の緊張を解くために寝たまま瞑想が効果的です
まず仰向けに寝て、脚をすこし開きます。両手は下腹の上にのせます
そしてゆったりとした呼吸をします。意識的に腹式呼吸にしましょう
下腹を膨らませて吸ったらゆっくりと下腹から息を吐き出していきます
肺を大きく動かすことで自律神経を刺激して各臓器と脳神経を安静にしていきます
落ち着いた心はやがて眠気にも変わっていくでしょう。夜に行っているのならそのまま眠ってしまうのもおすすめです。すっきりとした目覚めが得られるでしょう
心が大きくなる坐禅のすすめ [ 中野東禅 ] |