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人生いつも三日ボーズ

三日坊主ゆえに不定期更新&ノンジャンル

パチンコ店にとってヤクザは敵?味方?

パチンコ業界

TGS 2014: Watch The First Gameplay Footage Of Yakuza 0
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パチンコ店と暴力団(ここではヤクザと書きます)って繋がっているの?と思っている人は多いのではないでしょうか。というか「繋がっている」と考えている人が大半だと思います。かく言う僕も、パチンコ業界に携わるまではそう思っていましたし、就職する時には僕の周りの友達にもそんな事を言われました。

これは実際どうなのか?というと、もちろん答えは「NO」です。昔に比べてヤクザに対する風当たりはかなり強くなっていますし、今はどのパチンコ店も真っ当な企業として経営していこうとしています。業界イメージが悪い分、採用活動を積極的に行ったり、募金やボランティアなどの地域活動を推進している企業も増えています。

今となっては「店とお客さん」として接するヤクザ屋さんですが、実際にお客さんとして接する分には、非常に扱いやすかったりします。意外に思われそうですが、他の一般客の方が、場合によっては厄介なことが多いです。ケースバイケースですけどね。

なぜヤクザのお客さんが扱いやすいのか?その理由は2つあります。

1:お金を沢山持っている

真っ当な方法で得たお金なのかブラックマネーなのかは不明ですが、とにかくヤクザはお金を持っています。もちろん、いわゆる「親分」な人ほど沢山持っています。

お金を沢山持っているとなぜいいのかと言うと「怒らない」からです。パチンコ店で負けが込んで激怒している人がいますが、あれは負けているから怒っているわけではありません。「負けた結果、お金に余裕が無くなった」から怒っているのです。逆を言えば、負けてもお金に余裕があれば、それほど腹が立たないのです。

例えば、ボーナスを貰った直後でまだまだ懐に余裕がある時だと、負けても「全然へっちゃらだよ〜ん」となりますよね。逆に、給料日前のカツカツな状態で負けるとそうはなりませんよね?そういう事です。まさに「金持ち喧嘩せず」ですね。

2:揉め事をおさめてくれることがある

当然ですが、ヤクザは見た目に威圧感がある人がほとんどです。刺青などは見えないような服装でいますが、それを見て逆に「あっ…」となったりします(笑)

脱線しますが、ここでパチンコ店に来るヤクザ屋さんの特徴を列挙してみます。

・猛禽類のような眼をしている人
・不自然なまでに肌が露出しないようにしている人
・セカンドバッグを持ち歩いている人
・見た目おじさんなのに若い服装をしている人
・東南アジア人の女性を連れ歩いている人

あくまで僕の経験則ですが、こんな特徴がありました。

で、こんな人々がパチンコ店には沢山来るわけですが、そういう場では時にイザコザが起こることがあります。もちろん店員が止めに入るわけですが、たまにヤクザが仲裁に入ることがあります。田舎ではまだまだ町の顔役のような立場なのでしょうか。

僕が働いていた頃にあったのが、開店前の列にチンピラが割り込んで常連さんと揉めたことがありました。開店前は店内で色々やることがあったので僕らはそこを見ていなかったのですが、トラブルがあったら行かなくてはなりません。

割り込んだ割り込まないというのは、大体双方に言い分があります。ちょっとトイレに行くために抜けただけとか、ここに荷物を置いたから並んでいるのと同じだとか。

すると、そこに常連であるヤクザの親分さんが颯爽と表れました。親分はチンピラに二言三言何かを話すと、震え上がったチンピラはどこかに消えていなくなり、解決。

まあ一番悪いのは店員としての責務を果たしていない僕だったのですが、たまにこういう事をしてくれる事があります。「これを理由にして店に何かを要求してくるのでは?」と考える人もいそうですが、僕がいた頃は、一度もありませんでした。

と書きつつも、やはり「扱いにくい部分」というのも存在します。

1:一度怒らせると大変

以前も記事に書きましたが、ヤクザの親分に対してアルバイト店員が無礼な対応をした事がありました。普段は静かにパチンコを打っている親分ですが、一度怒ると大変。そのアルバイト店員をどこかに連れていこうとしたり、事務所に殴りこんできたり、上司に「責任とって指詰めろ!」と恫喝したりと、大変なことになりました。

結局はまるく収まりましたが、ヤクザとして飯を食っている、しかも親分である人の威圧感は伊達じゃないな…と感じました。西野カナじゃなくても震える。

2:ヤクザの隣には人が座らない

基本的には静かに打っている人が多いヤクザですが、その風貌からくる威圧感はかなりのもの。やはりカタギに舐められないようにしているのでしょうか。やはり、そういう人の隣には仲間以外は誰も座りません。同業者も、恐らく座らないでしょう。一触即発になりそうだし…。

ただ、店側も飾りで台を設置しているわけではないので、誰かしら座って打ってほしいんですよね。しかし、相手はヤーさんなもので誰も何も言えない。迷惑行為をしているならまだしも、本人は至って普通に打っているだけ。なので、尚更何も言えないわけです(笑)

まとめ

ということで、ヤクザはパチンコ店にとってメリットでもあるし、デメリットでもあります。社会的には排除すべき存在なのかもしれないけど、誰よりもお金を使ってくれる存在ですからね。パチンコ店としては切れないんですよね。

僕がいた会社も、もちろん暴力団との繋がりはありませんでした。まあ、上層部がヤクザみたいな感じだったけど…おっと、誰か来たようだ。

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